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「全国最中図鑑」37 大曲花火男最中(秋田県大仙市)

『大曲の花火』は、1910(明治43)年に諏訪神社の余興として開催された「奥羽六県煙火共進会」がその始まりである。100年以上の歴史を誇り、毎年70万人以上の観光客が集まる、日本最高峰の花火大会だ。
この長い名前の最中は、その花火を応援する非公認キャラクターである『大曲花火男おおまがりはなびおとこ』を、可愛らしい和菓子にしたもの。
花火男のキャラは、人気漫画『猫ピッチャー』で知られる有名な漫画家そにしけんじ氏が描いたもので、ユニークな形のその皮に、自分で餡を詰めて食べるスタイルの最中だ。
餡は北海道産小豆に砂糖と水飴だけでじっくり煮た粒あん。食べるときに餡を詰めるので、いつでもパリパリの皮で美味しく食べられる。

つじや
秋田県大仙市大曲中通町1-20


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日本を代表する和菓子の一つである「最中」。香ばしいパリパリの皮とともに餡を頬張れば、口の中にふわっと広がる品のよい甘さ。なんとも幸せな気分になるお菓子です。編集スタッフが取材の途中で出会った最中のなかで、ユニークで忘れることのできないご当地最中を紹介していきます。


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