見出し画像

11皿目 “蔵出しカツカレー祭り”|元気の出るカツカレー

取材で日本全国を飛び回っている編集チームの一員・T郎が、旅先で食べたカツカレーをゆるーく紹介していきます。ご当地ものや地元の名物というわけではありませんが、いつも頼んでしまうのがカツカレー。旅先で食べるカツカレーは、旅の開放感が背中を押す「ちょっとした贅沢」であり、旅の続きを楽しむための活力の源なのです。


十皿目“ガツンと効く! スタミナ倍増カツカレー―だるま食堂”はこちらから〉


「元気の出るカツカレー」をまとめて読みたい方はこちら↓


蔵出しカツカレー祭り

気がついたらもう12月、もうすぐ今年も終わりますね。
この一年も、コロナの感染状況とにらめっこしつつ、隙間を縫うようにしていろんなところに旅したなあ……とスマホで過去の写真を見返していたところ、食べ物の写真がものすごく多いことに気がつきました。そして興味本位で「カツカレー」で検索してみると……。出るわ出るわ、カツカレーの山。画面が茶色一色になってしまいました。

年末といえば大掃除の季節ということで、スマホの写真も整理するべく、今回はカツカレー写真の棚卸しといきたいと思います。



画像1

まずは宮崎県西都市で西都原古墳の取材をしたあとに立ち寄った喫茶「ダイアナ」のカツカレー。ここはボリューム満点、というよりも激しいデカ盛りで有名なお店で、まわりで他のお客さんが食べていたスパゲティや唐揚げも、何度も二度見してしまったのを覚えています。カレーもカツも肉々しいというか、パワーあふれるお味でした。



画像2

こちらは島根県松江市の美保神社を撮影した帰りに食べたカツカレーです。お店の雰囲気は思い出せるのですが、店名が判明せず。美保神社は半島の突先にあり、松江市といってもはずれの方なので、このお店は道中の境港や米子だったかもしれません。カツが隠れるほどルーがかけられていて、かなり美味しかった記憶はあるのですが、残念です。



画像3

こちらは山形県高畠町で高畠ワインの取材をした時に食べたカツカレーなんですが……すみません、こちらもどうしてもお店が思い出せませんでした。しっかりめの衣とぶ厚いカツの存在感がすごいですね。



画像4

新東名浜松SAで食べたカツカレー。取材のあとだけじゃなく、取材に向かう途中でもカツカレーのことを忘れたりはしません。「とん楽」はカツ丼とトンテキが名物ですが、そちらには目もくれず。具のないシンプルな甘めのカレー、今でも舌が覚えています。



画像5

軽井沢のカフェレストラン「ぱおむ」のカツカレー。プリンやチーズケーキなどスイーツでも有名なお店ですが、カレーパンも販売しているのを見逃しませんでした。ならばカツカレーも美味いはず! と頼んだ一品。上品な欧風カレーとやわらかく食べやすいカツ。私の推理に間違いはありませんでした。
たしか、コケを撮影した帰りに寄ったお店です。



画像6

高野山金剛峯寺を撮影したあと、精進料理でも和食でもなく、カツカレーを食べた自分をさすがに疑います。
お寺や宿坊が立ち並ぶ高野山のほぼ真ん中、まさに大衆食堂という感じの「南海食堂」でいただきました。これぞ食堂のカツカレーという懐かしい味でした。



画像7

京都府京丹後市の「宇川温泉よし野の里」のカツカレー。温泉内の食堂だからと侮ることなかれ。カツにはハーブがまぶしてあり、カレーのルーもフルーティ。盛り付けにもこだわりが感じられる一皿でした。丹後地方の鄙びた漁村の撮影のあとだったと記憶しています。


今回ご紹介したカツカレー写真で一番古いのは、2015年のもの。この企画がはじまるずっと前から、勝手にカツカレー食べて勝手に写真を撮っていたことが改めてわかりました。やっぱり単純にカツカレーが好きなんですね。
来年も健康に気をつけて、元気にカツカレーを食べるぞ! ということで、一足早いですが皆様、良いお年を。

この記事が参加している募集

おいしいお店