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【INTERVIEW / カスタマーサクセス】自己効力感と学習意欲向上をサポート!一人ひとりの成長に向き合う教育者を目指して

2022年10月に入社し、カスタマーサクセス(以下、CS)のポジションで活躍する拓也さん。これまでのキャリアから、モノグサでの働きがいや、今後の目標について詳しくお話しいただきました。


恩師のように一人ひとりに向き合う生き方がしたい

――モノグサ入社までの経歴について教えてください。

拓也:大学卒業後、人事コンサルティングサービス・社会人向けの研修サービスを展開する会社へ入社し、営業職を担っていました。

新卒でその会社を選んだ理由は、私はもともと学生教育に強い関心があり、将来的に関わりたいと思っていたのですが、学生に伝えていくべきことを知るためには、まず社会でどのような人材や素養が必要とされているのか、理解を深める必要があると思ったからです。学生教育に携わるための中間地点としてこの会社を捉え、様々な経験を積もうと考えていました。

具体的な業務としては、最初の3年半が既存顧客への営業、3年目以降は新規顧客への営業も並行して担当しました。企業を顧客とし、経営陣の方が求める人材像を明確化したり、そういった人材を育成するにはどのような施策が有効か提案したり、研修の提案はもちろん、様々な角度からサポートさせていただきました。

――拓也さんの中で教育、特に学生教育への関心が強かったとのことですが、どういった経緯があったのでしょうか。

拓也:大きなきっかけは、中学校の時に通っていた塾の先生の存在です。高校受験で志望校に合格するという目的で通っていたのですが、私自身、勉強に対して怠惰な部分があって、志望校に合格できなかったんです。自分の努力不足だということは自覚していました。

それなのに、不合格とわかった後、塾の先生から電話がかかってきたんです。「合格させてあげられなくてごめん」と。その言葉に、いかに先生が生徒の将来を自分ごととして向き合っているのか、痛感させられました。

先生として生きる中で、何十人、何百人もの生徒と出会うはずなんです。私はその中の一人、たった2年関わっただけの生徒です。それでもその先生は一人の生徒として熱意を持って向き合ってくれていました。その姿勢に心を打たれましたし、私もその先生のような教育者になりたいと思うようになりました。

それから、自然と教育に関われるかどうかを判断基準に、進路を選択していくようになりました。大学受験では、教育学部に進学するという目標と、大学入学後予備校のチューターになることをモチベーションにしていました。

チューターとして活躍するには、自身が大学受験で成功体験を獲得し、それを還元していくのがよいと思っていました。自分の経験を次の受験生に活用してもらいたいと思っていたんです。自分で言うのもなんですが、こういったモチベーションで大学受験に挑む人は珍しいと思います。私の場合は、高校受験のときの恩師のようになりたいという気持ちが強く、将来を考える際にも自分だけの軸でなく、誰にどのように還元していける経験を得たいか、どういう姿勢でいたいか自然と考えられたのだと思います。

実際の大学受験ですが、高校受験で失敗した経験があったので、次また失敗したら自分に自信を持てなくなってしまうのではないかという恐怖がありました。毎日予備校に通い、かなりの努力をしたと自負できるほど熱を入れて取り組み、無事、第一志望校に合格できました。合格した喜びだけでなく、受験勉強に取り組んでいるときの恐怖や不安込みの成功体験を得られたと思っています。

また、大学進学後、目標としていた予備校のチューターも担い、勉強を教えるだけでなく面談などからも生徒のサポートを行えたので、自分の理想としていた恩師の姿に近い形で、生徒に貢献できている実感がありました。

――学生教育に関心を持ち、大学で実際に関わり、やりがいも得ていたと思うのですが、キャリアの一歩目は学生教育を選ばないことを決めたきっかけは何だったのでしょうか?

拓也:そうですね、学生教育にはずっと関心がありましたし、そこは変わらずでしたが、それ以外の領域にも触れたいなと思い、学生時代から積極的に機会を得るようにしていました。例えば、インドにある日系の人材紹介事業を行う企業にインターンをしました。これは教育への関心とはまた別の軸なのですが、幼少期から英語を習っていたので、海外で働くってどんなものだろうと興味を持っていたんです。実際にインターンに参加してみることで、グローバルな働き方をしている多様な人たちを知る、知らない世界がある、そういった経験を通して、自分にまだまだ知らないことが多いと痛感させられました。

今後、学生教育に携わっていくとして、そもそも自分の視野が狭くては、生徒が持っている可能性や選択肢に向き合えないという考えもあったので、まずは自分自身の考えを広げるという視点でファーストキャリアを選びました。

――1社目の会社から転職を決めた理由は何だったのでしょうか。

拓也:前職で社会人教育に関わり、社会人が学ぶ機会をつくるという業務にやりがいを感じていました。一方、仕組みを作り届けることに加え、一人ひとりの成長に直に携わることへの挑戦も行いたいという気持ちが強くなりました。

また、社会人の学びでは特に学習意欲が個々に依存する傾向が強い印象を持っていました。自主的に学ぶ人は学ぶ、学ばない人は学ばないという状態が既にできてしまっており、学びの自走ができる人を育てるためには、社会人ではなく学生という段階へのアプローチが大事だと感じ、学生教育に対する考えを思い返すようになりました。

学習において自走できる人を育てる、ここに貢献する仕事がしたいと思い、転職を決めました。

――学生教育にアプローチする企業は様々ありますが、その中からモノグサを選んだ理由を教えてください。

拓也:多くの企業の情報を拝見していましたが、主に次の2つの理由から、モノグサに圧倒的な価値を感じました。

1つは、記憶の定着にフォーカスするという姿勢です。「生徒の記憶が定着しているか」は、先生から見えづらい部分だと思います。結果、人によって差が生まれ、成果を出せるかに影響する部分だと思うんです。この差が生まれてしまうという課題を解決するというのは、プロダクトとしての提供価値が大きいと思い、納得感がありました。私自身、予備校のチューターを務めた経験の中で、定着による差で勉強の成果がわかれ、受験の合否といった将来に関わっていくのを目の当たりにしてきました。努力して憶えても記憶として定着しないことを悩んでいる生徒もいました。また、その原因は一様ではなく、何百人といる生徒に対して適切な学習方法を指導していくのは難しさも感じていました。AIを活用して、この課題に対応するという方法は素晴らしいと思いました。

もう1つは、Monoxerは自己効力感を高めることができるツールなのではないかと思ったことです。モノグサの選考を決めてからプロダクトを実際に触ってみたのですが、反復学習の効率の良さに驚きました。また、Monoxerでは個々に合わせて難易度変化が行われるので、間違える機会を少なくできます。人は間違いを繰り返してしまうと自己効力感が薄れてしまい、学習に取り組む気持ちも下がってしまうと思います。反対に、成功体験を多く積んでいくと、やればできるという気持ちから自主的に勉強しようとしますし、自己効力感も高まっていくと思います。Monoxerは様々な人が自分に合った形で成功体験を積むことができるプロダクトだと感じています。

実際に選考に進んでみて、モノグサの方たちがミッションやプロダクトと真摯に向き合っていることが伝わり、より入社したい気持ちが高まっていきました。記憶という未知の領域に、本気で向き合っている、そのことにとても魅力を感じました。私もそこに携わる一人になりたいと思い入社を決心しました。

また、モノグサには教育に熱い想いを持つバックグラウンドの様々な方がいらっしゃって、一緒に働くことで良い影響を受けられそうだとも感じました。

Monoxerの即効性に驚き、負荷なく使える未来に向けて

――モノグサのCSとしての業務を教えてください。

拓也:入社してすぐはK12領域を担当、並行して今は専門学校・大学をメインに担当しています。割合としては、専門学校・大学が高めになっています。

専門学校・大学は、モノグサの中では徐々にノウハウが蓄積されてきている領域です。Monoxerをどのように導入・活用していくか型を確立していくことから取り組む必要がある分、できることが幅広く、やりごたえのある領域です。

――CSとしてのやりがい、難しさを感じることはありますか?

拓也:やりがいを感じるのは、Monoxerを利用したことで学習者の成績が上がったと目に見えてわかったときですね。CSとして関わるようになって、Monoxerがとても即効性の高いサービスだと実感しています。これはある専門学校様の話ですが、Monoxerを導入してから半年ほどで学校全体の偏差値が10上がったということがありました。特定の生徒一人ではなく、全体として偏差値10アップです。なかなかあり得ないことだと思うんですよね。こちらの学校に限らず、生徒の成績が上がったという報告をたくさんいただくので、そのときは本当に嬉しいです。

難しさを感じる場面は、学校ごとの目標設定・適切な導入支援と、先生方へのサポートでしょうか。まず学校ごとの取り組み方についてですが、その学校によってゴールが何なのか変わってきて、学習に対するモチベーションにも差があります。それぞれの学校で活用率を高く保っていただけるよう、どういった動機付けが必要なのかなど注意する必要があると感じています。

それから、先生方へのサポートの面ですが、Monoxerを活用したいけれども工数の問題で上手く活用しきれていないと悩んでいる先生方も多くいらっしゃいます。CSとして、この課題をしっかり受け止め、プロダクトに反映していかなくてはと感じています。先生方と感覚を共にしつつ、Monoxerで対応できる部分の改善をすすめていきたいと思っています。

先生のやりたいこと、各々のなりたいものが実現する世界

――今後、教育にどのような変化を期待しますか?

拓也:先生方が、先生方にしかできない、やりたいと思っていることに時間を割けるようになってほしいです。

教育に対して熱い想いを持ってらっしゃる先生方が本当に多いと感じていますが、教師という職業が多忙であるという現状、本当にやりたいことに手が回っていない事態を目にします。先生方が本当にやりたいこと、先生方にしかできないこと、それは、生徒に対して人として接する、例えば成果を称賛する、個々の生徒の理解を深めるため個別でフォローする、授業を生徒が理解しやすいように変化させる、そういったAIには代替できないことだと思います。

先生方への業務量や時間的な負荷が枷となってしまっているのならば、Monoxerなどのツールがスムーズに導入・活用されることによって解決していけると思っています。もちろん、そのためには先に言ったように、Monoxerの導入や活用にかかる先生方の負担も減らしていかなくてはいけないと感じています。Monoxerがプラスアルファのものではなく、当たり前に、負荷なく活用でき、先生方に必要な時間を生み出せるよう、私自身取り組んでいきたいです。

――拓也さんの考える「記憶を日常に。」が実現した世界を教えてください。

拓也:誰もが「なりたいもの」になれる世界になるのではと思います。
先に、自己効力感と意欲のお話をしましたが、自分のできることの幅というのは自分で決めてしまっていることが多いと思うんです。裏返すと、自分にはできないことを定めてしまっているとも言えます。私自身も今から医師や弁護士になれるかと問われたら、なれないと答えを出すと思います。今からゼロベースで新しい知識に向き合い、資格試験に挑むことは無理だと感じてしまうからです。社会人、学生、あらゆる立場において、自分にはこれ以上は無理と決めてしまう、能力に見切りをつけてしまうということがあると思います。

「記憶を日常に。」が実現したら、自分の憶えるという能力に不安を感じなくなるでしょうし、時間さえかければ必要な試験に合格できる、その先のなりたい姿を想像できるのではないでしょうか。受験や資格取得はその先の将来のための通過点、手段という本来の捉え方に戻り、「なりたいもの」を想像して生きる、実現して活躍する人が増えると思います。

モノグサ株式会社では一緒に働く仲間を募集しています。
少しでも興味を持っていただけた方は、ぜひお話しましょう!

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