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【イベントレポート】monopo session vol.14 プロデューサーのお仕事 -株式会社 米 山中雄介さん-

3月29日(火)にSLOTHにて開催されたmonopo session vol.14の様子をお届けいたします。今回はデジタルクリエイティブを軸に様々な領域のアウトプットのプロュース・クラフトディレクションを行なわれているエグゼキューション・カンパニー、株式会社 米の山中さんをお迎えして、monopoプロデューサー田中、クリエイティブディレクター宮川の3名で実際のブロジェクトの話などを交えつつプロデューサーのお仕事についてトークセッションを行いました。

monopo session とは

monopo sessionとは、社内外の「SENSEI/SENPAI」をお迎えし、プロジェクトの裏側を深ぼり、プランニングやクリエイティブについて学ぶトークセッションです。
実際のプロジェクトをもとにお話をうかがう関係上、非公開のイベントとさせていただいております。

SENPAIのご紹介

山中 雄介 Founder / Producer / Craft Director
数社にてグラフィックデザイナー、ディレクター、プランナーとして従事。
2012年にデジタルクリエイティブを強みにしたAID-DCC Inc.に入社。
デジタルを軸にフィルム、プロモーションなどを含めたコミュニケーション領域にて統合的なプロデュース/プランニング/ディレクションを担当。2019年米を設立。広告の企画制作以外にも企業や事業のブランディングサポートや事業開発を担当。カンヌライオンズ6年連続受賞・入賞、ADFEST GRANDE、SPIKES ASIA金賞、D&AD Wood Pencil、文化庁メディア芸術祭受賞、ACC6年連続受賞など国内外の受賞歴多数。

モデレーターのご紹介

田中 健介 Producer/Account Executive
1987年 兵庫県生まれ。ミュージシャンを経て、2017年monopo入社。
デジタルプロダクト開発・広告クリエイティブ・事業開発まで、対応領域の広さを武器に、国内外の様々な統合キャンペーン、新規サービスやブランドの立ち上げをプロデュース。2020年からmonopo Tokyoの日本国内セールスマネージャー。主なクライアントに、資生堂、YAMAHA、三越伊勢丹、ONWARD、JAL。領域を問わず、0ベースの発想からプロジェクトの完遂まで、一気通貫したプロデュースに定評がある。

宮川 涼 Creative Director/Engineer
ブランドとユーザーをつなぐコミュニケーションの企画から、Web サイトやインタラクティブコンテンツ、映像、OOH などのクラフト、世の中にどう広げるかまで、横断的にディレクション・制作を担当。
漫画・映画・音楽・テレビ・ラジオがめちゃくちゃ好き。SESSIONについて

今回のトークテーマ

今回は山中さんの生み出す会話の温度感、熱量を感じていただきたいという趣旨から、あえて資料なしでパネルディスカッション形式で進行いたしました。monopo宮川の「カンファレンスと居酒屋の中間で考えてください」という前談ではじまり、ゆるりとしたセッションになるかと思いきや、最初のパネルの「プロデューサーってなに?」から高いテンションでスタートし、それぞれのプロデューサー像についてをお話しいただきました。「思い出深いプロジェクト」で過去のプロジェクトの話を通じて、具体的な内容や失敗談などを通じてプロデューサーの仕事の解像度があがりました。なかでも山中さんがプロデュースをされた対バン型ミュージックリアリティーショー「COREMANIAをご紹介はクラフトの話だけではなくアーティストとの関わり方やサービス設計など幅広くお話を伺うことができました。「良いプロデューサーの共通点」では山中さんのプロデューサーとしてのプロジェクトとの向き合い方や、パートナーとの関係をどのようにつくっていくかなど仕事に対しての心構えを学ぶパネルでした。

「思わずアサインしたくなるのはどんな人?」では山中さんがアサインに大事だと感じている『そこにいるスキル』についてお話をいただきました。こちらの件については米のnoteで詳しくお話しいただいているのでぜひぜひご覧ください。

「これからのプロデューサーに求められるものは?」のパネルでは高い専門性が求められる時代になってきているからこそ、ジェネラルに見渡す能力をもつことの必要性や、領域を決めずに常に広げていく姿勢の大事さなどをお話しいただきました。
1時間半に及ぶパネルディスカッション後には質疑応答に入りました。
他社のプロデューサーの方々からの質問がたくさん集まりまして、事前にいただいた4問の質問以外に、その場でのご質問などもあり1時間弱、パネルディスカッションと合計して2時間半のイベントとなりました。
ご参加していただいた皆様、山中さんありがとうございました。

SENPAIの格言

「求められる前から提案ができているか」

最初から最後までずっと勉強になるお話しではあったのですが、その中でも印象に残ったのはこの言葉です。
なにかお願いしますとクライアントから言われてから動くというのはすでに遅く、それはディレクションされているだけでプロデュースをしていない。
なぜこの発言をしているのか、なんでこの会議があるか、なんでetc…とつねに妄想・想像して、想像すると仮説が立てられる、仮説が立てられると逆算ができて、そうすると準備ができる。すべては妄想、想像が大事。
すべてにおいて想像して先回りして動く。それは対クライアントだけではなくチームやパートナーに対しても意識していらっしゃるとのこと。
プロジェクトを推進させることが大事なプロデューサーにとって本当に大事な考え方だと思いました。

会場のご紹介

今回も前回に引き続き渋谷にある"COWORKING SALON"SLOTHさんを会場として利用させていただきました。
共に仕事をするだけの場所ではなく、談話をすることによってそれぞれの感性を増幅させることができる場所として位置付けられてるSLOTHさんは、オープンなスペース、選び抜かれた本が並ぶライブラリーコーナー、素敵なBARコーナーなどお仕事するだけに使うにはもったいないCOWORKING SALONです。
今回も新型コロナウイルス感染拡大防止のため、オンラインでのイベントとなりましたが、状況が落ち着いたら有観客でのイベントに移行していきたいと思います。
皆様とSLOTHの素敵なBARコーナーで乾杯できることを夢見て当企画を続けていきたいと思いますのでどうぞよろしくお願いいたします!
monopo sessionは毎月開催を予定しており、詳細はTwitterFBにてお届けいたしますのでフォローしていただけますと幸いです!

撮影:黒澤怜慈 (https://www.instagram.com/others_012)


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