子供の動きは天才だ❗️

最近はヒトという動物の動きや解剖学的な機能を考えている。
その時に大事になる考え方が

『統一体』

だ。以前の投稿で精神体と肉体の一致した『統一体』という概念を話していた。
どこに書いたかわからなかったので記事を紹介できないのだが...

自分の考えと肉体が一致していることが大事なのだ。
普通に一致していると皆さんも考えていると思うが、本当にそうだろうか?
身体の全部が一致していないといけないのだ。

例えば、物を落として拾う動作を考えてみよう。

子供はしゃがんで拾う手が右なら左手でもバランスをとりながら拾うだろう。
大人は主に上半身だけ折り曲げて、右手で拾うなら左手は特に使うことはないだろう。

これが一つの動作に全身を使っているか否かの動きの差になる。

子供は最初は『統一体』、つまり全身の動きが肉体と精神体が一致し、
目的に対して全身を使えているのだが、
大人になるにつれその機能が失われていく。

それは子供の周りにいる大人が身体の使い方ができないことであり、
その大人を見て育った子供が間違った方に進んでいくのである。

そう言った意味では、武術の世界で一子相伝というものや、歌舞伎の世界で家系を大事にするというのはあながち間違った判断ではないということなのだ。

さらにいうと子供の動きも天才的だが、動物も同じく天才的な動きをしている。

僕は子供や動物の動きを観察して、身体の使い方を発見している。

『発明をしてはいけない。発見をしなければならない。』

のだ。
昔からあるもの、身体の本来の構造に気づくということが大事なのだ。
そのためには脳の刺激に素直な子供や野生の動物の動きというのは非常に参考になる。

原則自分の動きは正しくないと思って立ったり歩いたりしていると、見えてくるものはあるかもしれない。

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