正しい姿勢を失った要因

現代人が正しい姿勢を失った要因は多々ある。そのうちの一つだと思ってもらいたい。

ある日のことだった。家族で買い物をしていた時のこと、とあるスポーツショップにケトルベルというトレーニング器具が置いていた。
サムネイル画像の真ん中のやつだ。

ケトルベルは非常にいいトレーニング器具で僕も注目している。
そこにあったのは16kgのケトルベル でケトルベルとしては結構重い方に分類されると思う。

ケトルベルを知っている人は気持ちがわかると思うのだが、
あると持ちたくなってしまうのだ。

しっかり手を消毒してから(文章でも世間に気を遣う)持ち上げて自分の身体使いを確認していた。

家族で来ていたのもあって、ずっとしていたら妻の目も冷たいので、早々に止めたのだが、子供が持ちたいというのだ。
3歳半で体重が16kg、自重の重さなので持ち上がるわけないと考えて「いいよ」と安請け合いした。

子供の手も消毒して、ここを持つのよと教えてさせてみた。

当然持ち上がらない。「うーん!」とか言いながら踏ん張っている。

頑張っている感じが可愛いなぁと思いながらなんとなく見ていた。
ある瞬間に重さを骨で支えるようないい形になったのだ。
僕が「えっ⁉️」と思って見ていると持ち上げたのだ。

嘘だろ⁉️

すぐにバランスを崩して倒れていたのだが(もちろん怪我がないように支えたし、商品も受け止めた)、16kgの人間が地面に置いている16kgのものを持ち上げるのに衝撃を受けた。
しかも、教えてもいないのに形が非常にいい形だったのだ。

その時にフト思ったのだ。子供の時にめちゃくちゃ重い物を持つタイミングがあれば、姿勢を整えることができるのではないか?と。

むしろ、めちゃくちゃ重い物を持つタイミングがないから、正しい姿勢を学ぶタイミングを失ってしまったのではないかと。

子供は自分の感覚だけで難しく考えていない。
感じるままにやっているからこそ、身体の使い方が正しいのだ。

凝り固まった大人では、腰を痛めたりすることになるだろう。
子供だからこそできるのだ。

子供の感覚は正しい❗️
大人が先入観で凝り固まっているのだ❗️

ヒトという動物の機能を最大限活かすためには
子供の感覚を大事にするということが大事なのではないか、と思ったのだ。

現代人が正しい姿勢を失った理由として、
幼少期にめちゃくちゃ重い荷物を持たなくなったこと、だ。

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