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ラッキーだった病院のこと(休職直前のお話)

今日、傷病手当金申請の受け取りと診察のために精神科に行ったら、そのまま精神科への通院は今日で一旦最後となりました!

そのため、区切りとして体調に変化がではじめてからの病院について書いてみます。私は4月に思いがけず強いストレスのかかる場面があり、そこから徐々に調子が悪くなりました。内科に通い始め、そこから精神科に行ったほうが良いと言われて精神科へ切り替えました。最終的に、薬は最初の内科でもらっていた漢方薬しか飲んでいません。

病院がビジネス街の内科でよかった

普段ほぼ風邪をひかず、花粉症もなく、アレルギーもない私の場合、就職で引っ越した先にかかりつけ医はありませんでした。一度、風邪をひいたこともあるのですが、病院を探すよりもなによりも家で寝て治してしまったので、かかりつけ医のないままだったのです。

だから、最初に動悸が気になりはじめたときに行ったのは、職場近くの内科でした。仕事の合間にきているんだろうなという人もいる場所なのですが、病院そのものの雰囲気自体は「町のお医者さん」。地元のかかりつけ医の雰囲気にもちかくてホッとする感じです。漢方薬を中心にだしてくれていて、私の様子をみながら薬を変えたりもしてくれていました。

とはいえ、ビジネス街にある内科。よくなってきたね、という話をしていたにもかかわらず、調子が整わなくなって、やっぱり変だ、と受診にいった私にきっぱりと、

「人は変えられない。今の職場だと(話を聞いてるかぎり)異動はできないし、転職しかないかもしれない。このまま過ごして、改善するとは思えない。心身症の状態だよ。精神科に行って、専門の人にみてもらおう。診断書でると思う。」

そういって、私が精神科を受診するための背中を押してくれました。これが一つ目のラッキーだったこと。

当時、それでもまだ上司たちに対しての敬意やこれまで過ごした時間で知っている性格などから、上司から言われた言葉を頑なに納得しようとしていた私に「それでもね、専門家じゃない人の言うことは聞かなくて良い。ストレスが身体に出ているのが今の状態だから。」とピシャリと言ってくれました。先日の面談でこの言葉を実感しすぎるくらい実感したので、本当に感謝です。

薬局の方も優しかった

最初に漢方薬を処方してもらったときから、「どうしたの?」と声をかけながら飲み方を教えてくれた薬剤師さん。薬が少し強いものに変わったときには、改めて「まだしんどい?」と聞いてくださりました。
そして、処方を受けている間に窓口の奥で控えているというか、そのスペースでデスクワークをされている薬剤師さんたちも含めて私の話に耳をかけてくれて、言葉を発さないまでも、優しく頷いてくれたりしました。

そして驚くことなかれ、ビジネス街の薬局ゆえになのか、ここでも「異動が難しかったら、転職するしかないかもしれないけれど・・・」と言われていました。多いんでしょうね・・・。
昔「なんで吹奏楽部の子ってすぐお腹の調子悪くなるのかなぁ」と内科で言われたことがありますが、それと似た類なんでしょうか笑 あのあたりの会社員の皆様もどうぞお大事にしてほしい・・・。

「精神科・心療内科は「産業医」などについても触れているところ」という一つのベクトル

内科の先生から「労務関係に詳しい先生がいるよ」ときいて最初に行った精神科は、ちょっと先生との相性や雰囲気が合わなかったこと、「休職の可能性が高い」状態で職場近くに通院というのにも抵抗があり初診のみで変えました。でも、数多くある精神科・心療内科を選ぶにあたって、ウェブサイトなどで産業医としての仕事や、労働環境で発生することに親しんでいる病院を選ぶ、という一つの軸ができたのはもう一つのラッキーだったと思います。

自宅から近いところにも病院はあるのですが、ウェブサイトなどで職場環境からの状態について触れている感じはなかったり、逆に総合病院の中の精神科みたいな雰囲気でちょっと恐れ多かったり。最終的には、知人が教えてくれたこと、もはや体力の限界だったこともあって、2つ目にいったところで診断書がでて休職となり、その精神科が通っていたクリニックとなりました。

通院終了からの実感

いつも淡々と話をきいて、一言二言コメントして終了、というわりとあっさりな?感じの先生なので、今日話をしながら「大丈夫そうだね。ここでのことは一旦区切りでも大丈夫かな。」と通院終了を告げてくれたので、実はびっくりもしました。

でも、休職2週間で期間の1ヶ月延長を決め、受診日ごとにムラのある私の様子をきちんとみてくれていたのだろうと思います。直接的に聞いたわけではないですが、転職にあたって気をつけたほうが良いことを聞いたときに「人間関係だけは実際にみないとわからないからね・・・。でも仕事がきちんと分担されているかとか、同世代もいてコミュニケーションがとりやすいかとかは大事かな」ということだったので、私の場合は環境要因が大きかった適応障害なのだろうなと改めて思います。そして、だからこそ要因となっている環境から引き離すことを、内科の先生も精神科の先生も第一にしてくれたのだろうなと思います。

何より、休職に入るまでの状態が、年齢のせいや、考えすぎだとかそういうことではなく、お医者さんたちからみて「休まなければいけない」と判断される状態だったということが通院終了で改めて実感できてきました。
慌てて走らないようにしながら、カウンセリングはもう少し継続もしながら、次のことに向けて歩いていきたいと思います。


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