マガジンのカバー画像

🗾鳥取県アンバサダーの旅

15
運営しているクリエイター

#地域ものがたるアンバサダー

アンバサダーの旅を、エリア別にめぐりたい方へ。

日本海3県アンバサダーの旅を、富山・福井・鳥取、地域別にめぐりたい方は、下記のマガジンよりどうぞ✨ 🗾富山県アンバサダーの旅 🗾福井県アンバサダーの旅 🗾鳥取県アンバサダーの旅 🌎ジオリブ公開講座ルポ 【番外編】地域ものがたるアンバサダーのつぶやき

地域ものがたる、地域とつながる

2022年6月下旬からスタートした「地域ものがたるアンバサダー」の活動が一区切りを迎えた。 幾度も鳥取を訪れるうちに、魅力を感じるポイントが広がってきたと思う。はじめは「観光資源」や「美味しい食事」などに目が行きがちだが、水先案内人や現地で出会った人々と交流していくうちに、人の温かさやコミュニティに魅力を感じるようになってきた。 訪れた地域は全てが魅力的だったが、ここでは二つの事例を紹介したい。 鳥取市「まるにわ」とまちづくりワーケーションまずは鳥取市の「まるにわ」につ

水産業への理解を持とう!

はじめに鳥取県は日本海に面しており、豊富な水産資源に恵まれている。実際に、境港、御崎港、賀露港を訪れた。 まぐろとブランド化6~8月にかけて、境港では多くの生まぐろが水揚げされる。カニで有名な境港だが、生マグロの水揚げ港が日本一になる年もある。私はこの事実について境港を訪れて初めて知った。そこで、私のなかで水揚げ量が多いのならば「ブランド化」すればよいのではないかと思った。実際に、ブランド化のことを漁港見学ツアーの案内人に尋ねると、消極的であるそうだ。 ブランド化の光と影

21歳、鳥取の酒を知り、沼にはまる

はじめに私は、9蔵(諏訪酒造、藤井酒造、元帥酒造、梅津酒造、大谷酒造、稲田本店、千代むすび酒造、大岩酒造本店、源流どぶろく上代)を訪れた。私は今年で21歳であり、アンバサダーになるまで日本酒をほとんど知らなかった。訪問を通して、2つの魅力に気づいた。 魅力①:温度による味わい1つ目は、温度によって味わいががらりと変わることである。このことを教えてくださったのは、梅津酒造代表、梅津史雅様だった。梅津様には、梅津酒造が誇る、日本酒「冨玲」や梅酒「野花」などをさまざまな温度で飲み

【鳥取:10月の旅】その土地を愛するひと達と過ごした思い出の一日。

「うなぎ・郷恩料理」を看板に掲げる割烹「梅乃井」さんに、鳥取アンバサダーの一行がお邪魔したのは、10月末のこと。6月の公開ジオ勉強会でお顔は存じ上げていたご主人・宮崎博士さんがランチに特製コースを用意してくださり、ジオリブお二方、事務局、そして午前中、砂丘のらっきょう畑を案内いただいた、JA鳥取いなば福部支店の加武田さんと、らっきょう農家の香川さんも交えてずいずいと奥座敷に。 次々と供されるお料理は、地元の海の幸・山の幸をもとに優しく手をかけたこだわりの品々。お造り、和え物、

【鳥取:10月の旅】トットリ君にデジタルを。<後編>

みなさんお久しぶりです。前回の投稿「トットリ君にデジタルを(前編)」からだいぶ間があいてしまいました。その後、また地域物語るアンバサダーの一員として鳥取市(らっきょう畑や砂丘)を訪問できたので、そこで感じたこともふくめて今日は「後編」をお届けしたいと思います。よろしくお願いいたします。 まずは前編についてですが、内容は、人口最少県だからこそデジタル方面にチャレンジ、特化すべきではないかといった話でした。反応はゼロでした。それ以前に書いた「トットリ君にキャッチフレーズを」がす

【鳥取:7月の旅】トットリ君にデジタルを。<前編>

地域ものがたるアンバサダー鳥取担当のkato961です。今日は人生2回目のnote投稿です。あらためて自己紹介させていただくと、元コピーライターで、今はローカルテレビやWEBサイトで祭りの魅力を発信する仕事をしています。地方というか田舎はもともと好きで、正確はのんびり型、でも虫は苦手(とくに蜂は子供の頃に刺されたことがあって)、トイレはウォシュレットであって欲しい、高級スーパーも嫌いじゃないし、という程度の軟弱カウボーイです。 さて7月は大山&境港市訪問合同ツアーに参加でき

【鳥取】大山の水はなぜ“美味しい”?渓流ツアーとサントリー工場見学

天然水を育む「大山(だいせん)」標高1,709mを誇る中国地方最高峰の名峰・大山(だいせん)。その美しさから伯耆(ほうき)富士とも呼ばれ、鳥取県のシンボルになっています。訪問日は天気が良く、青々とした自然が美しい大山を見ることができました! 大山は景観だけでなく、日本有数の水源としても有名です。サントリー天然水の採水地にもなっているんですよ。 鳥取西部を旅すると、旅先で出会うみなさん口を揃えて大山の水自慢。「大山の水を使うとご飯が美味しく炊ける」「大山のきれいな水のおかげ

【鳥取8月旅】大山の水と美食をめぐる旅 スピンオフ南部町・琴浦町編

6月から「地域ものがたるアンバサダー」の鳥取アンバサダーとして鳥取の美食と地質学にまつわるスポット・人をめぐる旅をしています。 今回は「大山の水と、北栄町の豊かな資源」の二つをテーマに鳥取の西〜中部を旅してきました。1日目の午後に集合し、そのままレンタカーで奥大山の木谷沢渓流とサントリーの工場見学へ。大山編のレポートは他のアンバサダーさんの記事をご覧ください。 マイナスイオンをフルチャージしたところで、本日の美食パートに行きたいと思います。せっかくなので南部町にも足を伸ば

【鳥取:境港を見学する(境港vol.1)】

6月タビに引き続き、2回目となる7月タビでは境港を巡りました! 今回はその様子を3回にわけてレポートしていきます。 境港レポート第1回は「境港見学ツアー」の様子を取り上げます。 ツアースタートまず初めに、水揚げの様子を見学した。 運のよいことに、水揚げ場に向かうとアジの水揚げをしている真っ最中であった。 写真から見てわかるように、漁船からトラックの荷台に魚をそのまま移している。このトラックは、漁船と契約している水産業者のもので購入したいキロ数分を移しているそうである。トラ

水が美味しいと人が喜ぶ!

先月に引き続き7月も地域ものがたるアンバサダーの鳥取県アンバサダーとして、美食地質学を軸に鳥取県を散策してきました! 今回は大山町と境港市をメインに訪問してきました。 私は先月の鳥取訪問には参加できなかったので、今回がアンバサダーとして行く鳥取が初めてでしたが、とてもいい経験ができたので、今回はシェアしますね! 大山町と境港市に行きたくなると思うので、ぜひ最後まで読んでみてください! 地質と美食は大きく関係している 美食地質学と聞くととても壮大な感じがしますが、

【鳥取:6月の旅】トットリ君にキャッチフレーズを。

鳥取アンバサダーに選んでいただいたお陰でいま自分人生初というくらいスマホやSNSに関わっています(勉強中)。noteはフェイスブックと違ってあるテーマのもとに書いてみようかな読んでみようかなというひと達が集まるのが面白そうです。なので、以下、トットリをめぐるなんとなくの雑感を試験的に初投稿してみますね。 思うのですが、鳥取県って、人柄でいうと「でしゃばらないけど粘り強くて誠実なひと」みたいなところがあるような気がします、勝手な思い込みかもしれないけど。西日本なのに東北っぽい

鳥取ものがたる旅*黒ボク土壌と生産・流通*

“美食地質学”って?大地の声・人々の営みに耳を傾け、交流・発信をしていく「地域ものがたるアンバサダー」。活動の軸となるのは、ジオリブ研究所 所長 の巽 好幸先生が提唱されている”美食地質学”です。 私たちの旅の舞台となる鳥取県は、黒ボク土という火山性の土壌が広がる場所。黒ボク土の土壌は、農作物の生育に必要なリン酸を供給できない耕作不適地と言われています。 7人のアンバサダーは、「決して豊かとは言えない土壌の鳥取県が、なぜ全国有数の農産物生産県になったのか?」をテーマに1年