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【鳥取:10月の旅】その土地を愛するひと達と過ごした思い出の一日。

「うなぎ・郷恩料理」を看板に掲げる割烹「梅乃井」さんに、鳥取アンバサダーの一行がお邪魔したのは、10月末のこと。6月の公開ジオ勉強会でお顔は存じ上げていたご主人・宮崎博士さんがランチに特製コースを用意してくださり、ジオリブお二方、事務局、そして午前中、砂丘のらっきょう畑を案内いただいた、JA鳥取いなば福部支店の加武田さんと、らっきょう農家の香川さんも交えてずいずいと奥座敷に。
次々と供されるお料理は、地元の海の幸・山の幸をもとに優しく手をかけたこだわりの品々。お造り、和え物、焼き物、豆腐、小さな揚げ物、椀物…。
器も、地元の作家さんによる大皿もあれば色とりどりの小鉢あり、三方(白木細工)ありと、舌と目で存分に鳥取を味わってください!という店主と奥様の心意気がもうあふれんばかりの約2時間。その間、地の日本酒たちが四合瓶であるいはデキャンタで…。

昼間から贅沢な時間

お店のコンセプトである「郷恩料理」は、地元の天然の山菜、生産者さんの想いのこもった野菜・果物、山の恵みであるジビエ、日本海の力強い魚介といった郷土の食材に感謝して仕立てるという独自のお考え。そう言えば、宴の最後にいただいたお吸い物は、超硬水のコントレックスで出汁をとって煮詰めたという地元産シジミの滋味豊かな一品。ジオリブ巽先生から賜った美食地質学の教えにそって編み出されたとのことでした。朱の椀に白濁した汁のみ、余計な味付けも具材もなし、というその味わいだけでも店主の鳥取愛と料理への矜持が存分にうかがえました。

香川さんにいただいた温かなお土産

そして心に残るサプライズが、らっきょう農家の香川さんが参加者全員にお土産として持ってきてくださった自家製の甘酢漬けとらっきょうの小さな花束!何だか田舎に帰省したら祖母に「これ持って帰りんさい」「いいよー、また今度で」とかのやり取りの末に持たされたような、温かくも有難い、お金では買えない品物。すべてが忘れがたい鳥取訪問の一日でした。
#地域ものがたるアンバサダー
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