『勇気と元気とやる気とパワーが湧いてくる筆文字シリーズ Vol.341』
知力を高める勉強って、学生時代にするものでしょうか。
人間力を高める学びって、幼いときからするものなのでしょうか。
どちらも学生時代や幼いときから始めておけば、それはとても良いことだと思います。
しかしボクはこの2つのことを、社会人として立ち振る舞っている今まさにする必要があると思います。
そう気付いたのが、理学療法士になって4年目の頃です。
ちょうどその時は訪問リハビリのリーダーとして、毎日中野区を電動チャリでぐるぐる回りながら提供していて、利用者の生活を良くすることに必死こいていました。
訪問リハビリは病院と違って待っていて利用者が回ってくることが少ないので、利用者を紹介してくれるケアマネジャーの事業所に営業も掛けながらリハビリを提供します。
そこでは医療従事者でありつつも、ビジネスマンに変貌を遂げるのです。
ビジネスマンとして動いているときに必要なのが、リハビリテーション専門職としての力を発揮する前に、知力や人間力の方が求められます。
専門職なのだから、専門性を発揮できるのは当然のことです。
その専門性を発揮させるためには、知性や人間性が必要なんだと思いました。
そこで専門性の力不足も併せて痛感したので、専門性を高めるべく病院への転職を決意しました。
そして専門性を学びつつ、先人たちの知恵を拝借し知性を高めるために、読書にのめり込みました。
そして人間性を高めるために著者に会うことや、講師に一番近付けるようにセミナーに参加することを積極的に行いました。
そんなこんなで思い立ってから、早10年が経ちました。
知力と人間力が徐々に身に付いてきていると思います。
リハビリテーション専門職は、高校卒業して早ければ21歳から国家資格を取得できます。
そしてその瞬間から患者や利用者にとって見れば、先生になってしまいがちです。
21歳から「先生、先生」と年上の方々から呼ばれる環境なのですから、そりゃ勘違いもしてしまいます。
そのまま10年経ってみたらどうなるのでしょうか。
知力や人間力の必要性を感じないまま過ごすことになります。
その点ボクは、コンタクトレンズ販売員からの転職組です。
世間のことも若干知っています。
そうなると医療界の常識が、世間の非常識になってしまう部分があることも知っています。
ボクらリハビリテーション専門職は、病院内や施設内にとどまり続けるのではなく、もっともっと世の中に出ていく必要があります。
今日は府中のケヤキ並木を散歩しながら、そんなことを考えていました。
昼間歩いてみると、早朝とは違った風景が見えます。
いつもの大國魂神社も、朝の足早に移動している皆さんばかりの時とは、違った顔を見せています。
赤ちゃんが飽きもせず、ずっと小石を拾っては投げ、投げては拾いを繰り返しています。
それに付き合っている新米だろうママさんはステキです。
こんな風景が日中の街には転がっているのです。
そんな地域にボクたちは患者や利用者が退院や退所していくお手伝いをするわけですし、そんな地域で生活をしている方々を対象にリハビリテーションを提供するわけです。
もっともっとボクたちは、知力と人間力を身につける必要がありますね。
ボクはこれからも学び続けていこうと思います。
今日も最後までご覧になって下さり、どうも有り難うございました。
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