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ある日「アプリ開発をやりたい」と思い立ち ちょこちょこいじり始めるも 本業に邪魔され時…

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ある日「アプリ開発をやりたい」と思い立ち ちょこちょこいじり始めるも 本業に邪魔され時間が取れず 思いのほか苦戦中

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  • 現代語訳「金」

    明治時代に書かれた「金」という本を現代語訳にして公開しています。お金持ちになる秘訣を知りたい方は、ぜひどうぞ。

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    • 6.結論~現代語訳「金」by紋之助

      (記事を始めから通しで読みたい方は、こちらからどうぞ) 6.結論 ああ、金!金!金! 洋の東西を問わず、時の古今を問わず、 金のせいで親も子も兄弟の縁もたちまち切れて 他人よりも疎遠になり、 金のせいで可憐な少女も哀れ鬼の餌食となり、 金のせいでさすがの英雄豪傑もついに夜逃げの悲劇を演じる。 この金のために身を売り、信念を曲げる者の多さ、 ああ何ぞ枚挙にいとまがないことか。 この世の中にある自然な情景については 諸君もきっと深い興味を持つに違いない。 これらの金から生じる社

      • 5.貯金法~現代語訳「金」by紋之助

        (記事を通しで読みたい方は、こちらからどうぞ) 5.貯金法 貯金は富を得る最も確実な方法であり、遠回りの感じはあるが 決してこれを適当に扱ってはならない。 貯金の効能は長らく持続し、 その利益は最も顕著だから、 この方法を選択すべきだ。 その方法としては、私が考案した 不動貯金の方法によることが最良である。 5-1 三年貯金の由来勤倹貯蓄の美風を我が国民に広めようとするのは目下の急務であり、 どういう方法が貯蓄の奨励に良いかは 今日最も研究すべき要務である。 私は、我が国

        • 4.貸金の法~現代語訳「金」by紋之助

          (記事を通しで読みたい方は、こちらからどうぞ) 考えれば考えるほど難しいと感じるのは、金貸しの法である。 「訳がないこと」と単純に思ってはいけない。 4-1 その人を見よ金を貸すには、まずその人を見よ。 正直な人か? 勉強家であるか? 利口な人か? 正直でなければ約束の期限を守らず、利子も納めず、 元金もとかく踏み倒されがちである。 勉強をしていなければその人の商売は常に不繁昌で、 貸した金もついには使いきってゼロになり、 元金も利子も返す見込みがなくなる。 利口で

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        • 現代語訳「金」
          11本

        記事

          3.(4-5) 金儲けの心得~現代語訳「金」by紋之助

          (記事を通しで読みたい方は、こちらからどうぞ) 金儲けの心得ともなるべきその他の要点を下記に列挙する。 (1) 何事も無益に費やすな (2) 収支を明らかにせよ (3) 克己の精神と整正の習慣を持続せよ (4) 金銭の漏れ口を堅く防げ (5) 支払いは速やかにせよ (6) 小の積が大であることを知れ (7) 決して急ぐな (8) 忍耐と勉強は富を得る安全確実な方法である (9) 相場と賭博は断じてするな (10) 金は活かして使え (11) 借金は多くはその身を滅ぼす (

          3.(4-5) 金儲けの心得~現代語訳「金」by紋之助

          3.金儲けの秘訣~現代語訳「金」by紋之助

          ※記事を通しで読みたい方は、こちらからどうぞ。 3.金儲けの秘訣何事にも上手と下手の区別がある。 その差は天地ほどあり、ただならないくらいある。 囲碁にも、本因坊のような名人もいれば、 井目(せいもく)に石を置き、さらに井目に風鈴を付けてもなお 本因坊に勝てない人もいる。 その階段・等級は非常に多く、さても多様な世界である。 囲碁のような1つの局面上ですら、 石を交互に置くだけなのにもかかわらず、 結果には雲泥の差が出る。 囲碁でもこのとおりなのだから、 各自が社会に立ち、

          3.金儲けの秘訣~現代語訳「金」by紋之助

          現代語訳「金」目次ページ by紋之助

          これは、目次ページです。 記事を通しで読みたい方は、 このページからリンクをたどってください。 目次:まえがき 序 1.金の性質   1-1 金とは何か?   1-2 金は万能の神である   1-3 人はみな金の神の信者である   1-4 郷に入りては郷に従え 1.(1-5) 拝金宗の本義を理解せよ   1-6 守銭奴   1-7 紀文大尽   1-8 金の勢力   1-9 人の多くは金の奴隸である 2.金に対する人の覚悟   2-1 経済的に金を集めること   2

          現代語訳「金」目次ページ by紋之助

          2.金に対する人の覚悟~現代語訳「金」by紋之助

          (記事を通しで読みたい方は、こちらからどうぞ) 2.金に対する人の覚悟人間万事は金の世の中、 浮世の義理とても金と縁を断つことはできない。 断つことができないこの金に向かって、 人が知るべき覚悟の要点を挙げれば下記のとおりである。 第1 経済的に金を集めること 第2 集めた金に執着しないこと 第3 ただその成功を楽しむこと 第4 経済的と慈恵的に散金すること 2-1 経済的に金を集めること経済的に金を集めることは、けちな人の貯金とは異なる。 人へ尽くすべき義務は尽くし、

          2.金に対する人の覚悟~現代語訳「金」by紋之助

          1-9人の多くは金の奴隸である~現代語訳「金」by紋之助

          (記事を通しで読みたい方は、こちらからどうぞ) 1-5 拝金宗の本義を理解せよ金は世の人が争って蓄えようとするものである。 そしてその金集めの巧拙には非常に大きな差がある。 その巧みさを楽しんで金を良く集める人は 拝金宗の本義を理解していると言える。 見よ、人ができないことを成し遂げた時の愉快さを考えてみよ。 どんな快楽もこれには及ばない。 その成功した結果を楽しまずに、 その成功を得るに至ったことを楽しめ。 ボートレースの勝負を争う人は、 メダルそのものではなく勝利を欲す

          1-9人の多くは金の奴隸である~現代語訳「金」by紋之助

          1-1金とは何か?~現代語訳「金」by紋之助

          (記事を通しで読みたい方は、こちらからどうぞ) 1.金の性質1-1 金とは何か?朝夕、この金のために苦労する人間なら、 「金とは何?」という簡単な疑問に対しては 誰もが迷わず正確に答えられるだろう。 試しにこれを学理的に説明すれば、 「金とは通貨の総称であって財産のひとつである」 と言うべきである。 世の人の多くは金と財産とを混同し、 金以外に財産が存在することを知らず 財産は金よりほかに無しと考えているが、 誤りであると言うべきである。 しかしながら、その誤りは誤りとして

          1-1金とは何か?~現代語訳「金」by紋之助

          序~現代語訳「金」 by紋之助

          (記事を通しで読みたい方は、こちらからどうぞ) 序雄健強大な国民は、勤倹(よく働き倹約すること)であり、 貯蓄心豊かな国民である。 イギリスしかり、フランスしかり、またドイツしかりである。 ただし、競争は今や世界中で起きている。 いやしくもこの間に立って列国と勢力を競うなら、 いずれの国かを問わず、まず国力の充実を図らない国はない。 何といっても、今日の列国の競争は実カの競争である。 何の用意もなく素手で挑んでは、 単にその竸争の勝利者になれないだけではなく、 一国としての

          序~現代語訳「金」 by紋之助

          まえがき~現代語訳「金」 by紋之助

          (記事を通しで読みたい方は、こちらからどうぞ) 「金」とは、明治時代後期、現在のりそな銀行の前身である 不動貯金銀行を興した銀行家、牧野元次郎が著した本です。 およそ120年くらい前の書物です。 本書は当時の独特な言い回しや、旧字・旧仮名遣い、 現在ではほぼ死語になっている言葉などが多用されており、 令和の現代人にとっては読みにくく、 内容の理解に時間がかかる代物になっています。 私はこれを現代人でも読みやすいように書き直し、 読み手の理解が早まるように整理しました。

          まえがき~現代語訳「金」 by紋之助