オーストラリアの次世代型建築 未来のフードシステムとは?/Joost Bakker
おはようございます。今日は朝から書いてみました。朝に書くのは良いですねー。
今回はオーガニックとかパーマカルチャーとか環境問題に関して意識の高いオーストラリアで未来の建築について面白い動画があったので紹介していきたいと思います。自給自足とか文字だけみると牧歌的な田舎を想像しますが今回はオーストラリアの都市メルボルンのお話です。
オーストラリアはクリスタルウォーターズっていうエコビレッジ(自給する村)にパーマカルチャーのワークショップで参加するために2か月くらい行きしたが食べ物も人もよくてまた行ってみたいところの一つです。
ジュート・ベッカーは何度もテレビに出演している有名な人です。
彼はこの十年間無駄のないフードシステムデザインを考え続けています。
8年前に私たちは彼の経営するゼロウェイストレストレランで会う事が出来ました。
「このレストランが入っているオフィスの屋上に農場を作りたくてそれが私の目標なんだ。どれだけの食べ物がこのレストランの廃棄から栽培出来るのかお見せします。レストランとかスーパーマーケットから出る残差を堆肥化させて、野菜を作る循環システムがある場所をいつか作りたいんだ。 」
そして今、彼は現在実践しています。
これはメルボルンのヤラ川のほとりにある温室です。
象徴的なフェデレーションスクエアの3階建ての家は、わずか87平方メートルです。
これは平均的なオーストラリアの家の約4分の1です。
この小さな面積の家を生態系のように機能し、生産的でかつ持続可能で無駄のない未来を示すことに大きな野心があります。
また、オーストラリアで最も才能のある革新的なシェフのカップルであり、家は敷地内で栽培された農産物で溢れています。彼らは将来のフードシステムへの真剣な創造性ですべてを提供しています。
私たちの食料生産システムは最も地球上で破壊的な人間活動です。
それは必要ではない上に、解決策を私たちの住んでいる場所で実践しています。私は無駄にしている水や無駄にしている食べ物を利用してこの空間で循環したフードシステムを構築しました。
ひとつの生態系をもつこの建物はとても理にかなっています。
ようこそ。
まずこの家に入って注目するのは、このキノコの壁です。
ここはどうなっているんだ?
ここでは廃棄物を使ってキノコを栽培しています。ここでは排水管から出てくるお湯を使って、シャワーの蒸気はポンプを通ってキノコに使われています。これは自慢の部屋です。
これこそマッシュ(ルーム)ですね笑
全ての家にバスルームと寝室とキノコを栽培する部屋を持つべきだと思います。
それはとてもいいですね。
これを見てください。
これはオーストラリアに自生するキノコでスノーフレイクといいます。これは私の友人がエメラルドの茂みを散歩中に見つけて、少しだけもってかえってきてここで育てています。
これはヤマブシタケです。
私たちが何を育てているのかをお見せしたいと思います。
捨ててしまっているコーヒーかすやおがくずなどを使って菌床を作っています。どれほど美しいか見てください。
このコーヒーかすなどを信じられないほどの菌床にしていき栽培が終われば土壌に戻していきます。
無駄のないシステムを設計するときに私はいつも最後から始めて、最初に戻っていきます。
それが無駄を省くデザインの方法です。
最終地点が定まっていないデザインは意味がありません。
二階に行きましょう。
ここではアクアポニックスで魚の餌の残りカスを植物栽培するために使って無駄を省いています。そして植物の根っこ通してきれいな水がまた水槽に戻ってくるシステムになっています。
トップレベルのクローズな循環システムです。
これはニジマスです。
これは約30匹のネイティブヤビー(Parastacidae科のオーストラリアの淡水甲殻類)の美しいものです。これを見てください。
あまりにも美しいので食ベることをやめてしまうでしょう。
40種類以上のオーストラリア原産の淡水ムール貝があり、それらは80年生きることができ、1日約250リットルの水をろ過します。
下の段にはバラマンディ(バラマンディ は、スズキ目・アカメ科に属する魚の一種。インド太平洋の熱帯域に分布する沿岸性の大型肉食魚で、東南アジアやオーストラリア北部では釣りや食用の対象として重要な魚。)が入っています。
彼らは6か月で1キロになりとても速く成長します。
ある一定の人々から魚を食べる事をやめさせるという大きなプレッシャーにさらされています。私がビーガンや菜食主義者になるのは非常に難しいでしょう。
しかし、バラマンディのような信じられないほどおいしい新鮮な魚のプレートを彼らに与えて、これが家でここで育てられたと言うなら、それは素晴らしい選択肢ですので、私はこれを解決策として提案したいと思います。
私はこのドラムガーデンベッドシステムに注目しています。
しばしば無視される再生プラスチックから作られている材料を使用しています。それらは食品容器です。
農家が土壌を加熱するために黒いプラスチックでイチゴとニンニクを栽培するのと同じ理由です。
土は一日の始まりに暖かくなり、より長く暖かくなり、完璧な畑になります。したがって、栄養素を失うことはなく、水を失うこともありません。これらは究極のゼロウェイストシステムです。
あなたの水がそこに貯蔵されます。水を無駄にすることはありませんし、栄養素を失うことはありません。この驚くべき農産物はすべて、ジョーバレットとマットストーンによって収穫されます。
彼らはこの家に住んでいて、この家で栽培したものだけを食べています。
彼らはそれを小さなグループと共有することができるほど十分に収穫しています。
ここに住んで、自分が育てたものだけを料理して食べることについて、驚くべきことは何ですか?
私はそれがかなりもっと厳しいものになるだろうと思っていました。
しかし、実際にはスーパーマーケットに行ってお茶の料理を決めるよりもはるかに簡単でした。
私たちはただテラスに出て、庭が私たちを適切な料理へと導いてくれます。
庭から摘み取っているだけなので、とても新鮮で美味しく実際、あまり多くのことをする必要はありません。
そして友人は私たちが注文に応じてカットしているものを食べるというアイデアを愛しています。
とても新鮮で冷蔵もされていないし、トラックで運ばれていません。
それはスーパーマーケットのさまざまな人々に触られることもありません。
すーぱーでは他の誰かが拾い上げて棚にもどされます。
それを選んで食べます。
それが、世界中のすべての動物の食べ方のように、地面にある死んだものを食べない方法です。
彼らは生きている木や枝やベリーから食べます。
私たちは自然を模倣しているので、私たちの仕事を本当に簡単にします。
本当に美味しいです。
それで、他のどんな事に挑戦しましたか。
私は私たちの野菜くずをすべて食べるコオロギを育ててきました。それらはオーストラリアだけでなく世界中で重要な食料源です。
私たちはコウロギを一般的な食べ物にして、意外と美味しいコウロギボウルを作りました。
私たちは庭で育てたスプラウトのひよこ豆は本当に栄養が豊富で、おいしい野菜です。
庭のハーブと野菜のミックスに約10パーセントのコウロギを入れて揚げました。
それは素晴らしいタンパク源で、具材を入れてたくさん食べます。
これは、オーストラリアの私たちにとって、なじみのあるものにエキゾチックなものに昇華され今までの常識を打ち破り、いろんな人々口に出来るものになりました。
この家には他にもたくさんの刺激的な特徴があります。
圧縮されたワラで作られた壁やポリスチレンを食べるワームのように、この場所では様々な実験が行われていて、私たちは何が出来るのか模索している所が見ることが出来ます。
ここに妥協はありません。
これははるかに優れた生き方です。
そして、私たちが人々に違った生き方を促すことができればと思います。
私たちがこの家に住んで生活しているということは、現在行っている食糧を育てるのにそれほど多くの土地を必要としないことを意味します。
これが、既存のシステムから圧力を取り除くことです。
そして私は本当に悪いところに到達する前に人々が気づく必要があると信じています。そして、私たちは今までとは違った生活をする必要がありそしてその転換点にいると思います。
私たちの生き方を変えて、私たちの行動を変えるという本当の呼びかけをしています。私たちが使用する材料も変わっていると思います。
2050年には2020年をすべてが変わった年として思い出す日が来るでしょう。
何かヒントになれば幸いです。
ありがとうございました。
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