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「インスタントおしゃれ野郎」はもうやめよう、と思った話。


とにかく時間がない。
雑誌を読む暇が本当にない!
数ヶ月前に買ったファッション雑誌は、今もリビングのマガジンラックに刺さったまま、帯すら取られていない。

ファッションを追求する、という項目が
私の生活の優先順位から下がっていただけなのですが。

それでも会社員時代は、対外的に、
「時間をかけずに、そこそこおしゃれで、誰からも嫌われない」という服装を追求し続けました。
毎月美容院で髪を切って、
その間に読む雑誌から唯一トレンドを得ていました。

店舗に見に行く時間なんてないから、
大抵、ブランド名で検索してオンラインで購入。

本当におしゃれな人からしたら、
この「インスタントおしゃれ野郎」が一番恥ずかしいのではないかと思うのですが。

別に、それで何ら問題なかったのです。
雑誌に載っている服を着ておけば、
そこそこ気分良く仕事できるし、
誰からもそこそこオシャレな感じで見てもらえる。
すごく自分好みの服、というわけではないので、かけるコストもそこそこ。
誰にも嫌われない、別に自分もイヤじゃない。

でも、フリーになったら、
「そこそこ」の服を着る必要がなくなりました。

どちらかというと、「誰にも何とも思われない人」じゃなくて、
誰かに「この人と何かやりたい」と思われた方が良いのです。

私がこれまでお会いしてきた若くて優秀なフリーランスの方たち。
それぞれ仕事の仕方も、見た目もとても個性的でした。

服装も人それぞれ。
ジョブスの様にシンプルで同じ形の服を毎日きている人、
とことん個性的な服装の人、
がっちりスーツの人。

ある時、そのうちの1人の方が話してくれました。
「やっぱり飽きられないほうが良いから、普通の人よりは、面白い人。外面も内面も。私はそれを心がけている。経営者は新しい着眼点をくれる人や刺激をくれる人を求めているから。」

そんなことを感じるのだな、とハッとさせられたものです。

ま、結局は、
自分が何を着て、
誰とどんな仕事して、
何に時間を使って、
どう稼いで行くか、
全ては自分で決めていかないといけないってことですよね。

なんで、そんなことを思ったのかというと、
先月行った美容院で雑誌見て、
「ステートオブエスケープ」ってネット検索して、
ポチッと購入したバッグが、
カフェで隣に座った女子と、バッチリかぶったからです。

あー、恥ずかしー。


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