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【ニッチの魅力】マイナーな国で活動する3大メリット

海外で仕事(生活)をするということに憧れを持っている方は少なくないと思います。
その中で人気がある地域といえば、王道であるアメリカやヨーロッパ、または発展の著しい東南アジアなどでしょうか。
僕もそのような国々を非常に魅力的に感じ、可能ならぜひ行ってみたいところです。そう思いつつも、僕が活動の拠点においているのはモンゴル🇲🇳。相撲やスーホの白い馬などで耳にしたことはあるかもしれませんが、お世辞にも人気な国とは言えないでしょう。

そんな国で6年間活動して、そこで感じてきたメリット(魅力)を3つに絞ってご紹介します。


1.ブルーオーシャン

一番はこれでしょう。みんながあまり興味を持たないからこそ、ここに飛び込んでくるような人(会社)は少ないです。競合他社がいないことで、自分が一人勝ちするチャンスが非常に高いことが考えられます。

僕自身、施術家・トレーナーとして一般人やスポーツ選手の身体をみる仕事をしています。現地の医療事情として、特に筋骨格系の異常に対しては非常に弱く、日本はもちろんのこと外国人の専門家もいません。そのため、ありがたいことに「身体が痛くなったらあの日本人(錦戸)に聞いてみよう」という方が多く、口コミだけで問い合わせが相次ぎ、日々対応に追われるような状態になっていきました。

やったことがある人しかわからないであろう先行者利益の大きさをひしひしと感じております。


2.唯一無二の武器

次に挙げるとしたら、肩書きと経歴。「地位や過去のことで人を判断するなんてけしからん!」なんて思う方もいらっしゃることでしょう。

では、細かいことは抜きにして次の方々を想像してみてください。

「東京でそこそこの年商を上げていて、そこそこ知名度のある会社の社長」「セントクリストファー・ネービスで自給自足生活しているおじさん」

あなたならどちらの方のお話を聞きたいですか?

僕は圧倒的に後者です。「いや、そもそもセントクリストファー・ネービスってどこ!?」ってまずはツッコミたくなります。

セントクリストファー・ネイビス:西インド諸島の小アンティル諸島内のリーワード諸島に位置するセントクリストファー島(セントキッツ島)とネイビス島の2つの島からなる、英連邦王国の一国を形成する立憲君主制連邦国家。(中略)英連邦王国およびイギリス連邦加盟国。面積と人口は共に南北中アメリカにおいて一番小さく、ミニ国家のひとつに数えられる。独立年も一番新しく、2021年現在で英連邦王国の最後の加盟国である。

セントクリストファー・ネイビス - Wikipedia

地理的なものもそうですが、「なぜわざわざそんなところに?」「なにが魅力なのか?」「収入は?」「食事や生活はどうしているのか?」…と興味がつきません。

そのように他の人と違うということは相当な武器になり得ます

それでは、僕自身はどうなのか。セントクrs…(割愛)とまではいきませんが、上記で述べたようにモンゴルで施術家・トレーナーと活動する日本人はいません(もちろん他の外国人も)。一つの大会だけであったり、短期で来られる方はいたりしますが、やはり長期滞在となるとまた変わってくることでしょう。

名刺を渡すときは、あえてモンゴル語面を上にします。だいたいの方に「えっ何これ、読めん!」ってツッコんでいただけます。そこから、「実は……」と話が始まり、興味を持っていただけることができています。
最初の頃は、ぼかして曖昧にしていた方がいいと思っていましたが、せっかく持っているものは使わなければという方向に転換するようになりました。

それと同様に、他の人と違う経験がこのnoteのように発信することに役立ったりもしますね。

3.思いがけない繋がり

狭くて異質のコミュニティだからこその特権。それが様々な職種の方々と関わりやすいこと

僕は学生の頃、海外で働くことを漠然と考えており、その選択肢は医療職しかありませんでした。お恥ずかしながら、モンゴルに来て初めて日本大使館や商社などの存在を知りました。それらを予め知っていたら、そっちの道を目指していたかもしれません…

それはさておき、おそらく日本で普通に治療院やスポーツチームで働いているだけでは、そんな方々と関わることはごく僅かでしょう。オンラインサロンや交流会などに参加すればその限りではないですが、それこそ出会いを求めるような方々ではないと思うので、その機会はかなり限られたものだと思います。

ところがモンゴルのような国は別。そもそも在留邦人は323人(外務省2021年の報告書より)しかおらず、島国や危険な地域を除けば少ない方。
この国にいる日本人は、日本の行政機関や商社の方、もしくは(いい意味で)よっぽど変な人だと僕は認識しております。

過去の記事においてサッカー選手で少し取り上げましたが、皆それぞれ計り知れない経験や苦労を乗り越えており、直接お金にならないかもしれないけど、何気ない話が非常に価値のあるものだと僕は感じております。

話は戻りますが、日本で平凡に暮らしていたら関わることはないであろう方々の貴重なお話を聞けるのは大変ありがたいことです。さらにはそれがまた別の仕事に繋がっていく可能性もあります。

このようなニッチな国に来る人は本当に変な人だと思います(度々ですが、いい意味で)。ここでの出会いはより一層大切なものになってくることでしょう。何より、普通の思考を持つ人々は在住しようと思わないので、その変な波長が思いがけないことへつながるのでは?と思ったりもします。


最後に

いわゆる発展途上国のような場所で活動するのはボランティアがメインなイメージがあるかと思います。ですが、僕は単なるボランティアは徒労に終わるだけであり、その先につながらないと思います。
その一方で、ビジネスであったり自身の成長に観点をあてると非常に可能性のある環境であると僕は感じます。

この記事を読んで、どう思うかは人それぞれ。お金が全てではないし、お金以外のモノが必ずしも美徳とも思いません。ただし、目先のものや既出のものに囚われることなく、様々なことを自分が経験してみることが何によりも重要であることを強く思います。

モンゴルに来てみませんか?


最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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過去の記事はもちろんのこと、今後もどうぞよろしくお願いいたします。

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