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【モンゴル渡航者必見】両替するなら空港?市街地?

海外の国に訪れたら現地の現金が必要になりますよね。そこで出てくる問題が『両替を空港ですべきか、市街地に出てからの方がいいのか?』

先に答えを言うと、モンゴルに旅行やビジネスなどで短期滞在される場合、空港で済ませた方が良いと僕は思います。

その理由と両替方法についてご紹介します。



為替レートについて

本題に入る前に、海外に出たことがない方のために為替レートについて軽く触れておきます。

為替レートとは、ある国の通貨を他の国の通貨に交換するときの取引価格(交換比率)のことです。
為替レートは、その国の経済情勢の変化や個別のニュースなどに反応して日々刻々と変動しています。
国際的な取引決済に最も重要視されているのが米ドルとの為替レートで、多くの国が基準としています。日本と米ドルとの為替レートの表示方法はたとえば1ドル=100円という、外国通貨1に対して自国通貨がいくらかを示す自国通貨建てが一般的です。

SMBC日興証券 初めてでもわかりやすい用語集(https://www.smbcnikko.co.jp/terms/japan/ka/J0101.html)

もちろんモンゴルの通貨であるトゥグルグ(以下、₮と称します)と日本円の間にも為替レートがあり、その比率は日々変化しており、同じ日であっても銀行や両替専門店それぞれでも異なります。

では、モンゴルの為替レートを見てみましょう。以下の画像は、モンゴル大手のハーンバンクの2023年6月5日時点のレート一覧です。

【モンゴル語メモ】
 Ханш   レート
 Валют   両替
 Бэлэн   現金
 Бэлэн бус  現金以外
 Авах      買う
 Зарах    売る

自分が日本円や米ドルを出して₮を手に入れる時はБэлэнの所にあるАвахに書かれている数字が適用されます。
例えば、上記の表にあるように2023年6月5日にハーンバンクで1万円を₮に替える場合、10,000×23.9=239,000₮をもらうことになります。

その逆に₮を日本円や米ドルに替える時はЗарахが適用されるので、1万円を手に入れるには10,000×25.22=252,200₮を出す必要があります。

モンゴルに来て₮を欲しい時はАвах、日本に帰国する前に余った₮を替えたい時はЗарахを見るようにしましょう。


両替所

では次に実際の両替所をご紹介します。

①空港

まずはじめに、おそらく多くの渡航者が利用する空の玄関口であるチンギスハーン国際空港、その1階到着ロビーに両替所はあります。

制限エリアを出てところにある正面の電光掲示板の横に位置します。
sendmn CURRENCY EXCHANGEの看板が目印。


レート一覧表(2023年6月5日時点)

この両替所で日本円を₮に替える場合、1円=24.5₮になります。

②市街地

ウランバートルの市街地で両替をするには銀行か両替所に訪れる必要があります。銀行はそこら辺にあり、レートはあまりよくないので割愛します。

両替所はExchangeやВалютと書かれた看板が目印です。いくつか固まっていることが多く、街中に点在しているわけではありません。そのうちのオススメスポットの一つがНайман Шарга(ナイマンシャルガ)

国営デパート(ノミンデパート)から徒歩10分ほど場所にあります。


中に入ると両替所でひしめき合っています。

それぞれの両替所で微妙にレートは異なるため、1₮でも多く手に入れたい人は細かくチェックしてみてください。なお、ここの中で一番レートの良かった所は1円=25.0₮でした。
※店員の威圧感が強くてレート一覧表は撮れませんでした。


それぞれの比較

ざっくりと表にまとめてみました。

10万円を両替する場合
 空港の両替所  2,450,000
 市街地の両替所 2,500,000
差は50,000₮(2,000円弱)になります。

替える金額がよほど大きい場合や両替所に近いところに滞在する場合を除いて、わざわざそこまで行く時間や手間を踏まえると空港で済ませておいた方がいいと僕は思います。また、市街地の両替所や銀行は営業時間にもご注意ください。


ちなみに、ATMは空港や市街地のそこらに設置されており、国際ブランド(JCBやVISAなど)のカードを持っている方はそこで現金を得る(キャッシングする)ことも可能です。

空港内のATMコーナー
ハーンバンクの利用できるカード一覧
街中にあるATMにも様々なカードが利用できると書かれています


両替方法

簡単です。現金を渡すのみで、パスポートや身分証を提示する必要はありません。


最後に

そもそもの話になりますが、基本的にウランバートル市内ではほぼ全てのお店でカード決済が可能です。したがって、カードを持っていない人や海外通貨コレクター、露天で買い物をしたい場合を除き、現金はあまり持たなくてもいいかと思います。

長期滞在されている方々には、銀行よりもナイマンシャルガに訪れることをオススメします。

何はともあれ、この記事がモンゴルに渡航される誰かの参考になれば幸いです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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