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モンゴルを代表する3つのお酒

モンゴルの人々がよく飲むお酒は、
圧倒的にウォッカとビール。

図2

WHOのレポートより引用)

むしろその2つしか国内では、
製造されていないくらいです。

ビールは以前に別記事で紹介したので、
今回はウォッカとその他のお酒について、
ご紹介します!


①ウォッカ

モンゴル語:アルヒ(Архи)

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モンゴルの冬は長く、
最高気温マイナス15度の毎日です。

身体を温めるために、好まれているのでしょう。

アルコール度数は37~43度
飲み方は、基本的にショットでガツン。


たしかにアルコールの作用で、
血管が一時的に拡張すると言われていますが...

お酒で身体を温めるのはいかがなものかと。

確かに昔はそれが良い方法だったかもしれませんが、
今はセントラルヒーティングで24時間ずっと
室温が25度前後を保たれていますし、
服を着こめばいいだけなので。


それでも、飲み会では必ず登場。
飲むことを避けては通れません。

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なぜならモンゴルの風習で、
 ・最低3杯は飲む
 ・開けた瓶は空になるまで飲む
といったルールがあるからです。

”郷に入れば郷に従え”
とりあえずは飲むけど、
美味しくないし、
潰されるまで飲まされ続ける無限ループ。
ただの地獄です。

いかに長く席を離れるか
日々研究をしております。

ただ、モンゴル人でもこの風習を
好まない人もいるので一安心しました。

ちなみに、毎年12月は
パーティー三昧のため、
少し憂鬱な気分になります。

ところが、今年(2020年)は
某感染症の影響で全て中止になるでしょう。
唯一の恩恵ですね。


比較的、安価で美味しさを求めるなら、
EVOKがおススメ。

スッキリとした味わいで、
そんなにアルコール臭はキツくないです。

700mlで40,000MNT(1,500円)
くらいだった気がします。

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10,000MNT(360円)以下の商品もありますが、
絶対に買わない方がいいです。
消毒液の味で、悪酔いすること間違いなし。

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②馬乳酒

モンゴル語:アイラグ(Айраг)

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カルピスの発祥であると言われています。

名前の通り、馬のミルクを発酵させた物。
革袋やタンクの中に入れて、棒で撹拌させます。

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だけの期間限定飲料であり、
遊牧民は食事を摂らずに馬乳酒だけで
過ごしたりするようです。

微炭酸で酸味強めのヨーグルトっぽい味。
アルコール度数は2∼3度らしい。

大量に飲むと酔った感じになりますが、
小さい子どもたちも普通にガバガバ飲みます。

ちなみにこれを飲んだら、
もれなく下痢になります。
(油断していたら、下から漏れます)

このことを、現地の人々は
「腸が綺麗になる」
と言います。
ナチュラル下剤ですね。

地域によって特徴は様々であり、
アルハンガイ県ボルガン県のは
特に美味しいようです。

ゴミや虫、毛などが浮いていたりしますが、
隠し味だと思って、気にせずいただきましょう


⇩実際の作り方はこちらをどうぞ


③シミーンアルヒ(шимийн архи)

別名:ネルメルアルヒ(нэрмэл архи)
   ミルクウォッカ(сүүний архи) など

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家畜の乳を蒸留させたもの。
無色透明。

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アルコール度数は20度前後。
「水みたいだよ」と言われますが、
乳臭さと獣の味はします。
正直、水とは程遠いです。

大量の乳からわずかな量しか作られず、
遊牧民しか飲めないものでした。

最近、工場でも製造されるようになり、
スーパーでも手にいれることが可能です。

値段は忘れましたが、
そこそこいいお値段だった印象。


⇩実際の作り方はこちらの動画をどうぞ


⇩外国人が飲んでみた反応


最後に

せっかく海外に行ったら、
見た目が怪しくても
美味しくなさそうでも
試してみることは大事だと思います。

現地の人と仲良くなるのはもちろん、
いい経験になるはずです。

モンゴルを訪れた際、
ぜひこれらのお酒を
飲んでみてはいかがでしょうか。

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