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リスクから考える金融教育とはこういうものではないだろうか?



昨日のブログでは
オルカンを例にしたリスクの正体とは何か?
というお話をしました


これを知っている
もしくは計算できる・理解できることが
まずは投資を教えるFPさんとしての
1stレベルアップです


じゃあそれを踏まえた上で
リスクの大きい・小さいがわかったところで
どう活用していくのか?


今日はそんなお話です


金融教育FPとしてのレベルアップ
リスクを知って活かすアプローチの仕方


リスクって聞くと
どうしても避けていきたいもの
と考える人は多いです


でもね
これだけは知っておいてほしいです


リスクを取らないとリターンは出ない

例えばリスクであるブレ幅が
半端なく大きいFXなどを例にしてみるとよくわかります


FXは1日で3万円を倍くらいにはできるものです
リターンにすると100%
じゃあそれに対してのリスクはどのくらいかというと

ドル/円相場のブレ幅=約9%くらい
これにレバレッジ25倍を掛けると
9%✖️25倍=225%
となるわけです

オルカン=18%ですから・・・
その比率をみるとよくわかるはずです

でも書いたように
ブレ幅が大きいからリスクも取れる


つまりね
リターンの大きさ=リスクの大きさ
は概ね比例するんです


だからローリスク・ハイリターンなんて
絶対に存在しません


リスクの正体を知ってどう活かすのか?

さっきも書きました
リスクって聞くと
どうしても敬遠されがちなものです


でもねそれではリターンが出ないわけです


じゃあどうするのか?
極端に2択です

リスクをとってリターンを狙うのか?
or
リスクを抑えてリターンも抑えるのか?

これをお客さんと一緒に考えていくんです


その時のポイントはこれ!

実際に投資対象となる銘柄のブレ幅で
一緒に妄想してあげること

  • このくらいはお金上下にぶれるよ!

  • このくらい減ることはあるんだよ!

  • でもその反面このくらいリターンも狙えるんだよ!


でもね・・・
正直に・・・
ブレ幅がある商品に対してね
実際に体験したことだってほとんどないはずだから
ほとんどのFPさんだって免疫がないんです


だからね何が大事かっていうと
リスクをとることへの恐怖に対して
どれだけケアできるのか?


そのケアとは避けることじゃないです
だって避けちゃったらリターンでないですから・・・

そうじゃなくて
普段の生活の中からね
チャレンジする・リスクをとる
そんな投資家として・・・というよりは

子どもがハイハイ→立ち上がる時に
何回でも転びながらでもチャレンジしてきたように・・・

リスクではなくそれは成功への一歩目なんだと!

これがリスクとの向き合い方です


けどね・・・

いやいや・・・そんなこと言われても・・・

という方も大勢います
そういう方にはどうしたらいいのか?


それは本人が成長・進化するまで待ってあげればいいんです


見守ってあげることもまたFPとしてのやりがいです


金融教育とはこういうことではないだろうか?

今回はリスクという視点で
2日間にかけてブログを書いてきました


ブログを書きながら・・・というよりは


かじさんまた言ってるよ笑

なんて
うちのメンバーや生徒たちからは笑われそうですが


リスクをとることでリターンを得られることから
人生に活かせることはたくさんあります


  • チャレンジすることへの楽しみ

  • 何かを成し遂げたことへの素晴らしさ

  • その過程での自分の成長


仕事にだって活かせるし
子育てにだって活かせるはずなんです


それでもリスクを極端に嫌う人たちもいます
さっき上でも書いたように
やっぱりそれは待ってあげるしかないんです

僕らが無理やり変える必要はない

少しだけ慎重なだけなんです


金融教育って
お金の知識だけではないし
投資のスキルやテクニックのことじゃないんです


ここから生き方にどう活かすのか?

これこそが金融教育の賜物だと感じています


今日のブログはこの方にも届いているだろうか・・・

経済評論家:山崎元さん


少し前ですが
僕にとっても忘れられない大先輩が
この世を去りました

早過ぎます

数年前とある会合でご一緒させてもらった懇親会で
僕にこう伝えてくれたことがあります

梶間さんの金融教育の考え方は
この日本に必要な時代がやってくる
でもそれはきっともう少し先でしょう
それまで腐らずに伝え続けてください
きっとその声は多くの人に届きますから

今日はそんなことを思いながら
ブログを書かせていただきました


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