【コンサル】有害社員と散った会社その3
ドラッカー的に会社をまとめてみたいと思う村上です。
@鷺沼発
マネーコンサルティングスラッシュオー
&資産バランスプロジェクト
さて、有害社員と散った会社その1では
1 優秀な人材を獲得するより、有害な人材が及ぼすコストの方が倍以上大きい
2 有害になりそうな社員の傾向
3 中堅企業が着目する素養
4 コンサル事例
を書きました。
次に、有害社員と散った会社その2では、
1 社員面談をやった時のこと
2 嫌だと言えば通る組織
3 Tさんが元凶?
4 会社というものの一般理解
を書いています。
今回は話が細かくなってきたので、
会社全体をドラッカー的に見てみましょう
となります。
早速いってみましょー!
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組織の目的を明確にする
人が集まる時は、必ず目的があります。
どこの会社でも通じるのが「利益を出す」ですね。
利益がなければ、会社は存続できませんから・・・
それを明確にしてから、貢献の種類で組織を区分する、
組織をどうまとめていくか?を考えることとなります。
個々の会社では、経営理念やビジョンとなります。
この二つがないと、「経営戦略」が立てられません。
理念とかビジョンというとややこしいですが、
経営理念というのは、私達は何のために集まって、何を実現しようとしている集団なんですか?と言う質問の回答です。
意識ベクトルを統一するのに必要です。
ビジョンとは、将来実現すべき姿を具体的に示したものです。
言うなれば青写真ですね~
経営戦略とは、では具体的にどうするべきか?ということ。
例えば、京セラグループの
理念は
「全従業員の物心両面の幸福を追求すると同時に、人類、社会の進歩発展に貢献すること」です。
ビジョンとして、
「この会社を日本一、世界一の会社にしよう」
と掲げています。
この理念に則れば、「社会の進歩発展には反するが利益は上がった」
というのは却下される組織のはずです。
理念を守りながら、利益を追求するということになります。
余談ですが、理念やミッションの浸透には苦労されていると思います。
それは、どういった行動が理念に沿っているか?が具体的でないケースが多いからです。
次に、組織の役職が上が破っているというケースもあるでしょう。
行動規範などで具体的に明示しながら、まず役職が上のものから守るようにしたいものです。
また、考え方や行動規範が思い浮かばないケースは他社をパクるのも一つの手です。
京セラは、京セラフィロソフィーとして公表しています。
【事例】K社の経営理念
K社にも経営理念がありました。
村上の未熟さもあり、何回読んでもピンときません。
というわけで、確認。
村 「社長!経営理念ってこれどういった意味なんですかね?」
社 「ん?経営理念??そんなのあったっけ??」
村 「ほら、パンフレットのここに書いてありますよ」
社 「あーホントだ!どういう意味なんだろね?」
・・・(´・ω・`
結局全員同じ回答でした💦
これは、理念を浸透させる前に、新たに作成した方がよさそうです。
というわけで、取締役(次期社長)とできたのが
「感謝を集める会社」
※特定を避けるために、実際とは変更しています。
では、ビジョンを考えていきましょう。
ヒアリングを元に村上が作成したのは
「物心両面で地域で一番豊かな会社となる」
※特定を避けるために、実際とは変更しています。
まず決めることが大事ですよ!
次に、会社に浸透させていかなくてはね。
浸透には繰り返しが一番なのですが、
そもそも感謝されるって具体的には
どうすれば良いの?
と深掘りする必要があります。
村 「取締役!どういった会社が感謝されると思います」
取締役 「良いサービスをベストプライスで提供することだね」
村 「なるほど。少し抽象的ですよね。今考えられる良いサービスって何ですか?」
取締役 「良いサービスは良いサービスだよ!」
村 「良いサービスをベストプライスで提供すれば私も感謝されると思います。けれど、社員の方に良いサービスしてね!と言ったらどのように行動すると思いますか?」
取締役 「良いサービスをしようと行動すると思うよ」
段々禅問答みたいになってきました(笑)
村 「例えば、メールをすぐ返すと決めたとしましょう。これってとっても抽象的なんです。なぜかと言うと、すぐが人によって違うから。メールを受け取ってから17時までに返信しましょう。と言ったら全員が17時までに返信できますよね。これが具体的となります。
私もこの良いサービスを具体的にしたい。言い方が悪かったかもしれません。
それならば、良いサービスをするには何が必要でしょうか?」
取締役 「良いサービスに必要なものってあるの?」
ふむ・・・一回撤退しよう。
ちなみに、ベストプライスも同じような禅問答が繰り広げられます。
後日のこと。
村 「取締役!この前は抽象的とか具体的とかややこしい事言ってすいません。取締役が感謝したこととか、ありがたいなぁって思うこととか最近ありました?」
取締役 「ん~・・・感謝・・・ん~~」
3分経過
村 「ほら、奥さまがしてくれたこととか、お店で受けたサービスが嬉しかったとか」
取締役 「ん~嬉しかったことかぁ・・・ん~~」
5分経過
ちょいと村上はヤバイと感じ始めました・・・
結局は、
村 「感謝されるって、相手が欲したものを提供することだと思うんですよね。でも黙っていたら相手が欲しいもの・して欲しいことはわからない。
だから、相手に聞く、相手の話に耳を傾けるってことが感謝される会社の第一歩かと思うのですが、どうでしょう?」
取締役 「じゃぁそういうことなんじゃないかな」
こんなスタイルで行動指針などを決めていった次第です。
不安を感じ始めた社外秘書(コンサル)2ヵ月目。
※完全に社外秘書のやり方ではなかったことが反省。
本来ならば、受けない案件。
公表ができない、しがらみが無ければ・・・
取り組む分野を明確にする
取り組む分野を明確にする前にまずK社の組織図を確認しておきましょう。
収益を上げる部門が3人に対し、非収益部門が4人いるのが特徴。
規模的にもこの人員はバランスが悪いです。
※社長は週3日出社で、誰かと話すということはありません。
しかし、トップセールスをしているわけでもないので非収益部門。
では、ドラッカー的には取り組む分野を明確にしなくてはいけません。
そもそものご依頼も「売上を上げたい」「社員をまとめたい」
でしたので、営業と営業に係る分野を強くする必要があります。
現状、「赤字」「債務超過」となっているので、緊急の問題。
もう少し営業部を見てみましょう。
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