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ホットケーキの真実

眠い。今日は半端なく眠い。
昨日、ワクチンの副反応で熱が出た。
解熱剤と睡眠で熱は収まったが
眠気と倦怠感が半端ない。

だが、さすがに食いしん坊である。
こんな状態でもお腹は減る。
しかも今日の私の脳内はホットケーキだ。

熱々のホットケーキの上で溶け踊るバター
そしてその上からとろ~りとかける
メープルシロップ
その2つが生地に染み込み
奇跡の融合を起こす。

考えただけでヨダレがでる。


よし!!今日のお昼は喫茶店にホットケーキ🥞を食べに行こう。
朝からそう決まっていた。

そして休憩前に部下にその事を話した。
しかし、彼女から思わぬ返答が返ってきて
私は戸惑うこととなる。

「あぁ、パンケーキ食べに行くんですね。」

パンケーキ?
違う。私はホットケーキが食べたいのだ。
「ぐりとぐら」
が焼いているあれではない。

それを言うと
彼女からひとこと

「えっ?何が違うんですか?」

・・・確かに一緒だ。
どう見ても「ぐりとぐら」は
ホットケーキを焼いている。

何が違うんだろう。

私のイメージではパンケーキは
スフレみたいなほわほわしたやつや
フルーツたっぷりでおしゃれな
あのハワイっぽいやつ


逆にホットケーキは
熱々の生地に
はちみつやメープルシロップとバターで
シンプルに食べる昔からあるやつ

えっ?
この解釈であっているのだろうか?


とりあえず調べてみた。



パンケーキとは










パンケーキの「パン」はフライパンなど
底の平らな取っ手のついた鍋のことをいう。
パンケーキはそれで焼いたケーキとのこと。

古代エジプト時代には存在しており
人々の健康と幸せを祈り
信仰として神への捧げもので
当時は作られていたらしい。

材料は、小麦粉、卵、牛乳、ベーキングパウダーがベース。
砂糖を加えておやつとして食べることもあれば
塩を加えて甘さを抑え
食事として食べることもある。


「いや、これホットケーキじゃない?」



ホットケーキとは










明治17年(1884年)
ウィルレム・チャンブル氏が編集した「百貨全書」という本を
日本の文部省が翻訳し出版したのだが
その中に登場した薄餅という食べ物が
いわゆるホットケーキである。 
この薄餅は、大正12年(1923年)に
東京日本橋のデパートの食堂で
「ハットケーキ」という名前で登場。

それが語源で、昭和に入ってからは
「ホットケーキ」と呼ばれるようになった。
由来はパンケーキ。


・・・・・・・


いわゆる、和製英語・・・というやつであった。

正義語と信じて疑わなかった
「ホットケーキ」
という食べ物は

実は、世界では通じないものだと
こんな大人になって
今更知った。


そうか、私は今から
「パンケーキ」を食べに行くのか
と考えながらお店に到着。


そしてお目当てのものが出てきた。

あぁ、このシンプルな感じ。
やっぱり王道だ。

焼きたての生地にとろけるバター
そして甘いメープルシロップが染み込んだ
奇跡のハーモニー

発明した人を賞賛したい。

「あぁ美味しい・・・
このパ・・・・・・パ・・・・・・パン・・・・・・パンケー・・・・・・・・・」

・・・・・・・・・。


「どう考えたってこれはホットケーキだ」


と、開き直る午後であった。


ちなみに

お供に頼んだ
絞りたてのパイナップルジュースが
フレッシュでめちゃくちゃ美味しかった。





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