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ペット同伴なしでペットフレンドリーホテルに泊まる意味はあるか?

日本の方の犬飼いさんのペットブログを拝見していて、日本にもこんなに犬と一緒に泊まれる…というよりは、犬が楽しめるようなお犬さまファーストの宿があるのだなぁ!と知った。

イタリアのTV番組で、星付きシェフBruno Barbieriブルーノ・バルビエーリが司会進行する 「4Hotel 」という番組があるのだが、内容としては、同じエリアの4軒のホテル/宿の支配人が、彼と一緒に順番にそれぞれの宿に一泊二日で滞在し、各競合宿をロケーション・ルーム・朝食・サービス・価格の5つのカテゴリーについて、0ー10点で採点し、最終的な得点で順位を競うというもの。優勝宿には、設備投資用の賞金が贈られる。

今回は、ペットフレンドリーホテルがテーマで、エミリア・ロマーニャ州のロマーニャ地方、リミニ/リッチョーネ間に位置するペットフレンドリーホテル/宿の各支配人とその愛犬が登場。愛犬と共に、競合のホテルの視察・採点した。
(有料チャンネルのSkyでは、2023年6月1日放送だったが、一般の局での放映は2024年1月29日だった。再放送もあると思われる)



参加ホテル/宿は下記の4軒。
(英語ページがあるサイトはそちらを、それ以外はイタリア語ページをリンクする)

リミニのホテル・ソヴラーナHotel Sovrana。
52ルーム+スパ。
ジュリアGiulia とリディアLidiaの姉妹が経営しているが、ジュリアが愛犬アイヴィIvyと出演。ジュリアは2本足の客(飼い主の人間)よりも犬の方に気を配る傾向。

リミニのホテル・プリンチペHotel Principe。
42ルーム。
ジュリアGiuliaとヴァレンティーナValentina姉妹が経営。
動物同伴ではない宿泊客には強く推奨されないというホテルで、施設のどこでも動物のアクセスが認められているとのこと。

ベッラリーアBellariaのB&Bモン・ペイMon Pays。
シャービーシックスタイルの12ルーム。
ファブリツィオFabrizioと奥さんが経営。
「海辺の家」というイメージで、犬に家にいるように感じられるようにとのこと。

リッチョーネのホテル・ザ・ボックスHotel The Box。
36ルーム・6スイートルーム。
アルフレッドAlfredと奥さんマリアンナMariannaが経営。
名称はキューブ型にリノベーションしたところかきていて、トラディショナルなロマーニャスタイルにモダンなデザインが融合。
もちろんペットフレンドリーだが、ロマーニャの夜を楽しみたい若者層にももてなしが良さそうとのこと。



ブルーノ・バルビエーリも愛犬トトと宿泊するが、このワンコさんが、行く宿行く宿で、部屋に入るなり大小の粗相をしたり(あえてのマーキングかも?)、テーブルの上に乗ってお皿を割ってしまったり……とやらかすものの、そこはペットフレンドリーのホテルということで、対応も迅速で親切。飼い主さんが恐縮し過ぎないようにという気遣いがあるようだ。

ちなみに、優勝した宿は、ホテル・ザ・ボックス。
たしかに、ペットがいないわたしでも興味惹かれたホテルだった。

そして、こういったペットフレンドリーの宿に、あえてペット同伴でない宿泊客が泊まる意味があるのかということを考えてみた。動物と同じ空間にいたくないという人はもちろん避けた方が良いだろうけれど、動物は好きだけれど事情があって家では飼えないという人にとっては、犬カフェならぬペットフレンドリーホテルで、他のペット同伴客のお犬さまを観賞して癒されるという効果はあるかもしれない。

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