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8mmフィルム「センチメンタルな旅」
https://youtu.be/CK9XTZLdGz8 20歳の時の作品。ひと言でいうならば”ザ・悪ノリ”。真面目なのばっかり作っていると反動が来てですね、非真面目に全振りしちゃうんです。…
8mmフィルム「泉の中の二つの顔」
こちらも18歳の時の作品。ひと言でいうならば”ザ・未熟”。ぱっと見男と男の拉致監禁モノにしか見えない。そうじゃない、そうじゃないんだ。これは”分身譚”の物語なんだ。これじゃ伝わらないよ、と言いたい。説明する気がまったくなかった30年前の自分に。
先輩を浦安に呼び寄せて泥まみれにさせるという。先輩もよく出演してくれたな…。
出演:#長野枢、#伊東岳
録音:小田潤子、富田伸子、當眞嗣博
協力:小西健 もっとみる
8mmフィルム「彼岸のほとり」
21歳の時の作品。学生時代17本の作品撮りましたけど、中でもこちらは本気度高い部類の一本。この時期こういうテンポと色合いに凝ってました。レンズにカラーフィルター何枚も重ねて。いま見返してみても、まぁこれじゃあ、一般ウケはしないですよね。
とにもかくにもいろんな表現に挑戦してました。
出演:#植田真仁、#石田尚一朗、#小林ちひろ、#市川亜紀子、#大平泰子、#伊藤真
撮影:#小田潤子
監督・脚本:山 もっとみる
8mmフィルム「声なき祈り」
大学時代最後の作品。卒業間際に「なんか作りたい」と急遽仕上げたので、2回ぐらいしか上映されてないはず。20人ぐらいしか観られてないような。
「雨鳥のいななき」と「深海の雫」のアウトテイクを使った作品。もちろんこの手法は僕のオリジナルではなく、先人に倣ったものです。
出演:#日下部英明、#市川亜紀子、#川口正和、#竹本圭太
撮影:山後勝英、小田潤子、石田尚一朗
監督:山後勝英
8mmフィルム「雨鳥のいななき」
19歳の時の作品です。
このあたりはですね、この監督はこう撮った、こっちの監督はこう撮った、みたいな聞きかじった手法を片っ端から実践してました。プロになったら自由はきかないだろうから、誰からも文句言われない間にやってやろうと。
で、最初から最後まで即興で撮るってどういう感じなんだろう?となんにも決めないで臨んだ作品です。スタートは石田君とふたりきりで撮ってましたね。「あと誰か来ます?」「…確かあと もっとみる
8mmフィルム「忘却」
いまからちょうど30年前の作品。なんとわたくし18歳!なにもかもが初々しい。
とにかく映画が作りたくて、大学でやっと仲間が出来て、有頂天になって、それまで溜めに溜めたエネルギーをそのままぶつけたような、初期衝動のみで作った作品です。もちろんこんな作り方する人はサークルには皆無で当時から物議を醸したものです。
完成当初はそれはそれは”力作”!とまで思っていましたが、30年の時を経て見返してみると、
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人類最後の日 シナリオ
鞄を大事に抱え、待っている渡充。
タイトル「人類最後の日」
缶ビール両手に走ってくる仲村友依。
仲村「先輩~買ってきました」
渡 「お、ご苦労さん」
仲村「いや~自販機まだ動いててよかったです」
渡 「よしよし」
× × ×
堤防に腰掛けて、
プルトップを開け、グビグビ呑む。
渡・仲村「ぷふわぁ~」「くぅ~~~」
渡 「あ~生きててよかった~」
仲村「(笑)…最高っすね」
渡 「
CODA THE LAST DAY OF HUMAN シナリオ
白い、キャンバスのような画角。
霧に覆われている。
潮騒が遠くの方から、かすかに聴こえる。
クレジットがはじまる。
静かに音楽がはじまる。
それまで演奏されていたかのように自然に。
潮騒と混ざり合う。
時々、静寂。
タイトル「CODA」
次第に霧が晴れていく。
潮騒の音もはっきりしていく。
どこからともなく声が聞こえてくる。
息吹「かつて、ここは都だった」
意思「海に沈んだ」