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振り返って、また旅に出よう

旅を振り返る時、それは写真であることがほとんどだと思ってきました。何度も開いたガイドブックという方もいるでしょう。

僕は一時期、モレスキンというノートを使っていました。手のひらサイズで、表紙が硬くて、そのデザインの要とも言える、ページを留めるゴムなどが、それはそれはカッコよくて。

普通のノートの方が遥かに安くて、正直なところ書き味の良いものが多いとも思いました。・・でも、モレスキンの美しさや使い方へのアイデアに触れると、自分でも使ってみたくなったのです。

メモ用のノートとして使うことから始まって、予定を管理するスケジュール帳として一冊まるごと作り替えたり(マンスリーとウィークリーのページを作り、日付を書き込んだ)、旅の記録帳や読書記録などをつけたりしていました。

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本来のゴム紐はノートが開くのを防止するために、縦にぐるっと回すのですが、ペンを一緒に持っていきたいという思いから、ゴム紐を斜めにかけています。(”初代”と呼んでいる、最初に買ったモレスキン)

A型の血液型が影響しているのか、1つのノートでいくつも用途を入れるのが苦手で、それぞれに一冊ずつを充てて使っていました。だから、どれも使いきれない・・。そこでまたモヤモヤするのですが(笑)

その中でも旅の記録帳は、表紙の裏にパスポートの表紙裏を真似して作ったプロフィールを貼り、企画の段階からガシガシ書き込んでいきました。目的地を決めて、必要な手続きや、必要なものを書き、予定を書き、宿泊先、予算を書き込んでいくのです。

現地にも持参し、何かを買うごとにメモを取り、時間があると開いて、その時までの行動やら感想を走り書きしていました。チケットやシールを貼って、押せそうなスタンプもどんどん押していました。

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スタンプを押すのはとても楽しいのですが、如何せんインクが裏に写ってしまって、書く場所が減ってしまう(読めなくなる)というのが、気になってしまうのでした。初代は、ページは罫線やドットのない、無地でした。

旅が終わると、ノートらしい形は崩れ、ゴムで綴じられなくなってしまうのですが、海外旅行だと数ヶ月間を共にするので、とても良い記録になるのです。

実は、旅の記録帳はたった一冊だけで、3つの旅を記録して、その役目を終えました。楽しいけれど、結構大変で、なんでも記録したくなってしまうことがわかりました(笑)

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拡張ポケットにSuicaとスタバのカードを入れていた時期も。自動改札にモレスキンをかざしている人なんていないから、ちょっと楽しみでした。


何本も旅の記録を書いてきて、もうお気づきの方もいるとは思いますが、ひとつの旅でいくつか話を書いているものもあります。

自分の記憶とはいえ、書いたり読み返しているうちに、思い出したことをまた書いたりしています。写真とは違う、自分の頭の中だけの記憶を言葉に置き換えて(置き換わってない可能性あり)、また旅をしたいと、旅が好きなのだと、そう感じています。

ひとりで旅をすることが好きなのですが、家族との旅も好きです。旅はその場所のことを知るだけでなく、自分や同行者の意外な一面を知ったりすることもあります。それが、旅の醍醐味なんですよね。

モレスキン・・また使いたくなってきました。この話を読んでくださった方の中に、モレスキナリーさん、いらっしゃいませんか?

旅に出ない、旅の記録でした。


温かくて懐かしい感じのサムネイル、infocusさんありがとうございます!何冊もあったモレスキン、いったん全て処分してしまったので、なんだかとても懐かしくなりました。


#モレスキン #旅   #記録 #ノート #思い出 #手帳  

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