ワーママも200種類あんねん…の話
先人ワーママとの邂逅
先日、ワーママをされていた方のnoteを読み、面白いと思ったので軽い気持ちでコメントした。なぜかその返しに謎のアドバイスを貰ってしまい、私の働き方や子育てをふんわり批判され、顔がののちゃんになってしまった。その方は20年くらい前にワーママをやっていて、産後すぐ復職し、延長保育を使い、残業もして男性並みに働いていたらしい。そういった方たちが元祖ワーママ、ワーママ第一世代なのかもしれない。年齢でいうと50〜60代あたり。彼女たちは「私たちがワーママの道を拓いた!」という自負があるらしい。「みんな〜私たちについてきて!」って自信満々にみえた。実際は違うかもしれないが。
一方で、私たちの世代はおそらく、そんな働き方にはついていけない。むしろそういった働き方や子育てについていく気はサラサラない。女は子供を産んだら退社するという世界でワーママの道を切り拓いていただいたこと自体はありがたいこと。しかしながら、「ワーママでも男並みに働ける」「時短勤務は甘え」「時短勤務ならキャリアは諦めろ」「もし私のようにガツガツ働けないなら専業主婦と同じようなものよ」なんて言われると、いやいや、冗談はやめてくださいよ…そんなのは個体差ですし、たまたま強い人が生き残ってこれただけじゃないですか…と言いたくなる。自分のメンタルや体力を削ってまで、バリバリ働き、まわりにもそれをオススメするようなゴリラ系ワーママは私は苦手だ。
私が夕方保育園のお迎えにいくのはギリギリの時間。うちの娘はいつも最後の1人か、2人になっている。同じクラスのママたちはおそらくみんな時短勤務らしく18時前にお迎えに行っているようだった。私はフルリモート(たまに出社する)なので、4月からフルタイムに変更した。お迎えの時間ギリギリまで働いているが、保育園の部屋で最後の1人になった娘をみるとほんのり罪悪感が湧く。もうすぐ産休に入るし、暇になってきたので1分でも早くお迎えにいくように頑張っている。保育園の同じクラスのママたちがどんな働き方をしているのか全然わからないのだけど、時短勤務がデフォなのは間違いなさそう。
保育園落ちた日本死ねから8年経って、保育園は入りやすくなった?
「保育園落ちた日本死ね」が話題になったのは2016年。私が新卒で今の会社に入社した年だった。その頃0歳〜1歳だった赤ちゃんは、もう8歳、9歳になっている。このときの子供は、共働き加点があっても保育園全落ち、認可外に大枚はたいて泣く泣く復職される方も少なからずいた。そしてその先の学童も入りにくかったようだ。年齢でいうとアラフォーぐらいの方々だろうか。日本死ねが話題になったおかげか、あれから保育園も増えて、0歳児は保育園は入りやすくなったと思われる。
2023年、私が出逢ったママたちは0歳での保育園入園を見送って、1歳4月入園を狙うママが多かった。保育園も選り好みしなければ以前より入りやすくなっていて、育休延長は当たり前の選択肢になっていた。総合職で働いていても、1歳までは育児を優先したいというママが多く、産休後すぐ働く人に出逢ったことがなかった。低月齢の0歳4月で保育園入園もかなり少数派。エリアマターで泣く泣く入園させている人がほとんど。
育休延長しても、その先のキャリアを諦めたわけでもなく、休めるときは権利をうまく使って、キャリアのアクセルを踏めるときはベタ踏みで爆走する。したたかに、かつ賢く生きていくのが令和の理想的なワーママなのかもしれない。
バリキャリvsゆるキャリ論争
Twitterのなかでは「ワーママvs専業主婦」が毎日繰り広げられている。だからあんまり話題にはならないけど、「ゆるキャリvsバリキャリ」のワーママ論争のほうが闇が深いと思う。
「子供を産んだ後も、バリバリ働いてガッポガッポ稼いで、家事は外注でまわす!」みたいなそんな強強ワーママにはなれないよ、って人が大多数だと思う。かと言って「ママが朝4時に起きて家事をやって、仕事や自己研鑽は子供が寝た後にやる!」みたいな体育会系的なソリューションは持続可能ではない。たぶんそれをつづけていたら母親は早死にする。子供を産んでからもフルタイムで、バリバリ働く=自分を追い詰めるしかないの?しかも母親だけ?という疑問が湧いてきた。
当たり前のことなんだけど、ワーママだからといって全員が1枚岩になることはない。「ワーママって200種類あんねん…」って自分自身に言いながら、自分に合った働き方や育児家事の向き合いかたを見つけていきたいと思った。(雑なまとめ方でごめんなさい。)
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