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ヨーロッパを旅した100の感想:85.ヨーロッパで痴漢にあいました

まさか、痴漢に会う日が来るなんて迂闊にも思ってませんでした。
日本だと結構痴漢は日常的にいるんですけどね、本屋さんやスーパーや勿論電車の中にも街中でも時々会います。
なので日本で痴漢にあっても対応出来るんです。しかし海外で痴漢に会うと咄嗟にどうしたらいいのか分からなくなるものなんですね。

私がヨーロッパで唯一痴漢にあった国はドイツです。
しかもベルリン。

よくドイツは欧州一スケベな国と言われてるのを聞きますが、なるほどと頷ける敬虔な気がします。

日本の風俗の多さが異色だと問題視されていたりしますが、ヨーロッパにも風俗は普通にあります。もちろん日本ほど大っぴらではないですが。

しかし、チェコやドイツなんかもある意味有名な形でそういう商業施設があるので性に関する意識は他のヨーロッパ諸国に比べたらオープンなのかなという感じもしましたね。


というのも、ベルリンで痴漢にあったのは一回ではなかったからです。3人もの痴漢にあいました。

他の国を旅している時には全くもって経験したことがないのに、たった1週間のベルリン滞在で3人もの痴漢に会うなんて私が油断していたからだけではない何かを感じますよね。

どういった痴漢だったのか。

ほとんど手口は一緒なんですが、1番衝撃的だったのは真昼間の電車での出来事ですね。

とても天気の良い日に私は電車に乗っていて、座席もスカスカだったので対面式の座席に1人で座っていたんです。
そしたらある駅で60代くらいの白髪のおじさまが目の前に乗ってこられました。服装的にランニング帰りかな?というようなとてもすポーティでラフな感じでしたね。

特に気にしてなかったのですが、その男性が急にドイツ語で話しかけてきたんです。しかし私はドイツ語は全く分からなかったので、英語で返事をしました。そしたら私の解釈では"ドイツ語分からないのか、しょうがないな"くらいの感じで相手が肩をすくめて微笑んだので、私もごめんねのつもりで微笑み返したんです。

そしたら畳みかけるようにドイツ語で話しかけてくるんで、流石にうるさいなと思って無視をしたんです。
しかしずーーと話しかけてくるので、なんだよと思って男性の方を見ると白昼堂々ご自身のモノをしごいていて、どうやら私に触れと言っているようでした。
他の席にも乗客がいるので完全に油断していたのですが、流石に目の前でそんなことをされては私もヤバいと思い、電車が止まった瞬間飛び降りました。

しかし、男性はしつこく私を追いかけてきてずっと話しかけてくるんです。
真昼間にこんなにも人の多いところでなぜそんなことが出来るのか全く理解が追いつかない混乱と、どんなに逃げてもしつこく追いかけてくる男性に腹立ちがつのり、最後には逃げるのをやめて大阪弁で怒鳴りつけてしまいましたね。

さすが、大阪弁のニュアンスは世界共通で怒っているようにちゃんと聴こえるのか、相手はとんでもなく驚いた顔をしてフリーズしました。なのでその隙に私は別の電車に飛び乗って逃げることが出来ましたね。

他の2人も、広々とした公園でオレを見てくれ!と裸になってきたり、美術館で急に触ってこようと近寄ってきたりと信じられない出来事ばかりでした。そこでばく

1番驚いたのは、そういったことをしてきたのはみんな50代〜70代の男性であるということです。
私もまさかその年代の方からそういった目で見られているなんて思いもしなかったので最初は何が起こったのか分からないんですよ。

そこで漠然と感じた事は、ドイツの中年男性の中で"アジア人女性"というのは、とんでもなく性的な物の対象の一つなのだなということですね。
日本でいうロリコンに一定数の支持者がいるように、ドイツの中にも"アジア人女性"というジャンルの支持者がある種のカテゴリーとして存在しているようです。
全くもって不本意ですが。

彼らから見たら私は完全に娼婦か何かだったのでしょうか。そう思うと、全く1人の人間として見られていない不快感しかありません。

そういう意味でも、私の中ではベルリン含めドイツは積極的に関わりたい国ではなくなってしまったんですよね。

このことをイギリス人の友達に相談したら、女性からは"世界中で起こりうる悲劇だから気をつけなさい!"とたしなめられ、男性からは"僕はベルリンでそんな人に会ったことがない!君は本当にベルリンに行ったのか?"と言われました。

日本だけでなく、他の国でも男性女性でこんなにも見えている世界が異なるんです。

本当に悲しい思い出です。
最近いい話をかけてないですが、明日こそ楽しい話が出来たらな、と思います笑

ではまた。

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