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情報発信のハードルの低さとリスク

Twitterやインスタ、noteなどのSNSを使って気軽に情報を発信できるようになりました。

ただ同時に、実務に携わったことのない人の主語を大きくした言い切りや、勉強が進んでいない人のアウトプットでの明らかな間違いも散見されます。

今回は情報の正しさを見分けましょうという話ではなく、発信する側のリスクについて考えていきたいと思います。

自分自身もずっと情報を発信してきた立場です。
今も発信を続けています。

情報発信はものすごく怖いです。

間違っていないか、いつも何度も確認します。
特に、お金に関すること、発達障害に関すること、社会保障制度に関することは。誰かのHPを検索して出てきた情報ではなく、厚生労働省や金融庁、日本年金機構が出している元データや出版されている本をたどって書くように心がけています。

怖さを感じる理由は2つあります。

1つは、間違った情報を鵜吞みにすることで不利益を被る方が出る可能性があるからです。

僕の場合、情報発信のそもそもの目的は「誰かの役に立つこと」です。
自分の知識の整理やアウトプットの練習、広報的な意味合いもありますが、そのすべては仕事を通じて社会に貢献することにあります。

自分の書いた間違った情報のより、誰かの選択ミスを誘発してしまっては、本末転倒です。
だから、とても慎重です。


2つ目は、間違った情報が1つでもあることで自分の信用を大きく落とすリスクがあることです。

保険の仕事における利益の源泉は、情報の非対称性にあると前回書きました。

この構図は「取り扱っている方が知識がある」という前提の上でに成り立っています。

その人の発信している情報に1つでも間違いがあると、他の情報への信頼度も大きく落ちます。
人間なので間違いはあります。
ただ、情報を吟味しない姿勢に対して全ての情報の信憑性が失われる可能性があることは認識した方がいい。

情報発信は、これまでの自分が積み重ねた情報の価値を全て棄損させる可能性のある非常にリスクの高い行為です。

発信する側に立つ以上、それらのリスクが常に隣にあることを意識することが大切だと思っています。

反応がもらえる、もらえないは大きな問題ではありません。
今でこそ月間1万PV以上はありますが、昔のnoteは全然読まれていませんでした。常に、間違ってはいけないという緊張感と戦い続けての今になります。

「情報発信はリスクが伴う行為である」という意識がなくなった時、僕は発信を辞めます。

発信することのハードルの低さに対してリスクが高いことを意識し続けます。
またハードルの低さに伴って増える間違った発信や元データをあたらない又聞きの二次情報や三次情報が増えることに警鐘を鳴らしていきたいと思います。

目の前の業績やアフェリエイト報酬でなく、誰かのために魂込めて時間をかけて情報発信する人が増えてくれると嬉しいです。

僕も魂込めていきます!!

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