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修復の日 episode3

θ「ε、まだいるか?朗報だぞ。パーツが見つかった。」

ε「了解。いま行く。」

θ「座標だけ先に転送するから確認しろ。」

受信完了。データを再生します。

ε「……逃げきれると思ってるのか。」

π「通信中失礼。その件、もう回収には成功してるわ。そのままαのとこに向かってる。」

θ「ご苦労様。」

ε「ありがとうπ。出動レベルいくつだった?修正規模は?」

π「レベルJの120年分。すぐ終わるでしょ。運搬途中だったから追跡がめんどうだっただけ。」

θ「ご苦労様。私は一度切るぞ。」

ε「じゃあ俺も直接αの方に向かう。」

π「私もう着くわ。」

922.5, 922.5,……現在復元中です。エリア内への無断侵入は許可されていません。コードネームをどうぞ。

ε「ε-complex、修復作業に入る。」

申請許可がおりました。そのままお進みください。

π「これ見てよ。スゴくない?」

ε「…あんまり見るなよ。αに怒られるぞ。」

π「こういう時しか、本物見れないじゃん。ありがたい、ありがたい。」

σ「そろそろ開始します。」

τ「僕、なにげに本番、初めて。ちょっと感動。」

ε「…では、みな位置についてくれ。」

π「ばいばい、ちっちゃいα。」

caseⅦ.Ⅳ、特別修復作業を開始します。パーツスキャン開始。正常完了しました。中媒承認者はコードネームをどうぞ。

ε「ε-complex」
σ「σ-complex」
π「π-complex」

τ「…τ-complex、…ごめん。緊張してる。」

受理されました。
作業開始します。
適合率1000,正常完了しました。caseⅦ.Ⅳ、特別修復作業を終了します。記録データは各部署に自動転送されます。お疲れ様でした。

σ「…これで930.8ですか…」

ε「先は長いな。みんなお疲れ様。俺はθのとこに行く。じゃあな。」

τ「…ああ緊張した!α、よかったね…」

π「うん。よかったね。τ、私と部分同期しようか?」

τ「えっいいの?」

σ「その方が無難でしょう。先は長いので。それにπはレベルSを全コースクリアしてます。oneならば許可されるはず。…こちらへどうぞ。そこに座って…」

τ「πありがとう…。」

π「いいんだよ。私だって早く帰省休暇が欲しいんだ…。αだって、いつまでもこのままじゃ退屈でしょ。」

σ「探索部門が強化されるそうですよ。先程、通知が来ていました。oneの交渉が通っていますね。」

τ「…僕、頑張るから。」

π「終わったら、“俺”とか言いだないでね…τにはτの良さがあるんだから。さぁ、始めよう。」

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