見出し画像

精神科訪問看護って家行って話聞くだけな楽な仕事と思う??

こんにちは、こんばんは、ももパンダ🐼です。

精神科の訪問看護ってどんなことするんですか?
と利用者やご家族にも聞かれることは多いです。

以前の記事でも書いているので、見ていただけると嬉しいです。

腰は楽だが気温・天候は辛い

一般化の訪問看護と比較して言えるのは看護技術の面ですね。
注射など病棟で経験がない、自信がないという人でも働きやすいと思います。
むしろ私は注射したい!とか皆無だったので問題なかったです。

やはり、主となるのは傾聴、アドバイスです。
そうすると、「精神科の訪問看護って、家行って話聞いて帰ってくるだけって楽じゃね?」みたいな考えも生まれます。
私もはじめは少しそう思っているところがありました。
腰が悪い私にとって病棟のように無理して体位変換や移乗介助をしなくても良くなるし!
と身体的な負担の軽減はあると思っていました。

では実際に働いてみてですが、上記のような負担はかなり減りました!
移動は車、家に着いたら床なり、椅子なりに座って話すので、無理に体を使うことはありません。

強いて言えば、移動が長いとちょっと腰にくるかなくらいですね。

ただですよ、病棟とは違う身体への負担があります。
それは気温です。
病棟は1日中、むしろ1年中過ごしやすい温度に保たれています。
訪問看護はそうではありません。
行く家行く家で温度は違います。
夏場は本当に大変です。

30分ほど外に車を置いておくと40度くらいになります。
外気温は35度とかですよね。
利用者の家は、人にもよりますが、中には18度設定の家もあります。
40度→35度→18度→35度→40度
これを1日6-7件行います。

移動中エアコンを入れても、だいたい涼しくなる前に到着します。
デトックスにはとても良いかもしれませんが、体力の消耗は激しいです。

あとは雨の日ですね。
傘でなんとかなるレベルならいいですが、靴下まで、なんならズボンまでびしょ濡れになることもあります。

さすがにそんな濡れたまま家には入らないですよね。
私は車に代えのズボン、靴下3足、靴、タオルなど常備していました。


Twitterで相談頂いたQ&Aの共有

ここからは先日TwitterのDMで相談頂いたお話。
あくまで私個人の考えです。

Q.訪問看護は病棟のように前残業があるのか?

A.ステーションも24時間開けているわけではないし、そんなに何時間も早く来ることは無いと思う。
情報収集が必要なら情報収集の時間を管理者が取らせるべき。
ただ9時始業で9時に来たら良いかと言われると、9時半から訪問と想定してそれに間に合うようにスケジューリングしてくださいというところです。
ちなみに企業によっては、給料が良さそうに見えて「見込み残業代を含む」というところがあります。
※これには要注意です。
本当に残業がほぼないのであればまだしも、私は所長時代、人員不足ピーク時は月20-30時間ほど残業していましたが、なにもありません。
またこういった会社の基本給はかなり低く設定されているためボーナスももちろんかなり少ないですので気を付けてください。

Q.1日何件くらい訪問するの?

A.多くの求人では6件前後とあります。
だいたい1件あたりの訪問が30分くらいなので、移動や記録の時間を合わせると1日6件くらいが相場かと。
では入ったばかりで6件回れるかというとけっこう厳しいと思います。
まず道がわからない、訪問も記録も時間がかかる。
そのため入職したばかりはもっと少なくなると思いますし、その人のレベルに合わせて件数を増やしていくと思います。

ただ、そのステーションの運営状況にもよります。
私のいた会社では、常に人が足りないため、入職間もない人にも6件回ってもらわないといけないとか、少し長くいる人は8件とか、私は所長をしながら8件回って、終業時間とされている時間から記録と所長業務をしていました。
そのため、入職を考えている方は、離職率がどうなのか、そのステーションに何人くらい人がいるのかを調べた方がいいです。
2.5人いれば成り立つため、3人しかいないステーションとかもあります。
3人しかいないと休みの希望はかなり厳しくなります。
加えて教育する暇も無いみたいなことになって放置される可能性もあるので気をつけましょう。
給料のことや人員のことを踏まえると、私のいたところはおススメしません。

Q.スケジューリングは自分でやるの?

A.将来的にはできるようになりますが、新人の頃は普通は管理者が手伝います。
慣れてくると、次の家まで何分くらいかかるから、この家にはこれくらい居ても大丈夫とか、時計を見なくても「もうすぐ30分経つからそろそろ切り上げよう」とか感覚が身に付きます。

Q.どう対処したら良いかわからないときには

A.だいたい今は携帯なりタブレットなり持たされるので、訪問したらODして倒れてた、とかリスカしてたとか、対応できないというときには電話して相談できます。
会話の中で答えに困ったからといちいち電話していると、会話のテンポもなくなってしまうので、それは臨機応変にと思いますが。


だいたいこんな感じです。
また記事を見て気になることや聞いてみたいことなどあれば私の答えられる範囲でお答えしますので、お気軽にご連絡下さい。

知らない人に文章送るのって緊張しますよね。
そもそも文章って、形式とかあるのかな?どう書いたらいいのかな?とかあると思いますが、別に会社でもなんでも無いので、質問の羅列でも結構です!

長くなりましたが最後まで読んでいただきありがとうございました。
また宜しくお願いします🤲


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?