【ミュージアムグッズ愛好家の頭の中】ソースコードを読むように書を鑑賞し、ピカソやマティスからe-sportsを考える
あけましておめでとうございます!2023年一発目の更新になります。皆さんはどんなお正月をお過ごしですか?
昨年末に、台東区立書道博物館「中村不折コレクション 抵抗と恭順 リターンズ―激動の明末清初―」に行ってきました。
どんな展覧会かは上記を見ていただければわかる通り。新しく清王朝が確立し、敗れた明王朝に仕えていた人々はどうしたのか。
清王朝に仕えることに決めた者、抵抗し世捨て人になった者、亡命した者…それぞれの道を選んだ者の心の内が書画で表現されました。今回の展示ではその様々な書画が紹介されています。
私、今まで書画ってどんな風に鑑賞したらよいかわからなかった…というか、楽しみ方が分からなかった??ので、このように、書家がなぜこのような書画を書いたのか、その社会的背景は何なのかと併せて展示されると、すごく解像度が上がって面白かったです。作家論?に近い感じなんですかね。
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