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読書日記帳

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読書記録をまとめます。
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#日記

読書日記:こっちをみてる。 この世界が僕に見せる顔

 有名な怪談えほんシリーズで伊藤潤二が絵を描いているものがあると知り、書店へ行った。  …

Momo
2か月前
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読書日記:ハツカネズミと人間 忘れなかった約束

 この本は、図書館で購入リクエストがかかって購入された本で、装画がお洒落、手軽に読めそう…

Momo
2か月前
11

読書日記:六人の嘘つきな大学生 人は多面体

 私が地元の図書館で勤めていた頃、よく来館してくれる利用者さんがいた。 彼は毎週金曜日の…

Momo
2か月前
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読書日記:夏への扉 求める未来へ

 前回の投稿が4か月前になり、随分と投稿の間隔が空きました。 私は2024/12/24に統合失調…

Momo
3か月前
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読書日記:52ヘルツのクジラたち 聴こえない心の悲鳴

 書店でよく見かけていた「52ヘルツのクジラたち」。 本屋大賞も受賞したんだっけ?曖昧な…

Momo
7か月前
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読書日記:告白 異なる視点の1つの物語

 私は家族の誕生日に本を贈っている。 妹の誕生日が近づいてきたこともあり、書店で贈る本を…

Momo
8か月前
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読書日記:宮辻薬東宮 人の記憶と物の記憶

 図書館勤務の私が本棚の書架整理をしていると、一冊の本が目に留まった。背表紙には「宮辻薬東宮」とある。 タイトルだけだと内容が予想できない。 著者を見てみると宮部みゆき、辻村深月、薬丸岳、東山彰良、宮内悠介と名前が複数連なっていた。  この文庫はアンソロジーか。私は本をパラパラめくった。  宮部みゆきが書いた短編をもとにそれぞれリレー形式で短編を書き下ろしているようだった。 リレー形式のアンソロジーに興味を持った私は迷わずこの本を借りて帰った。  2日で本を読み終わった、気

読書日記:一九八四年 過去や人をも変える権力

 それは一度友人から借りたことのある本だった。 「ディストピアな話だから読みづらいと思い…

Momo
10か月前
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読書日記:呪われた町 恐怖との対峙

 台風6号の接近に伴い、スティーブン・キングの呪われた町をkindleで購入した。 ダウンロー…

Momo
10か月前
1

読書日記:同志少女よ敵を撃て 動機を階層化すること

 戦争映画を観るのとは違い、読むのは難しそうだと考え、本を手に取るのを一瞬ためらった。 …

Momo
1年前
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読書日記:MONSTER 名は体をあらわす

 浦沢直樹の「MONSTER」の最終回。  病室のベッドで寝ていたヨハンがいなくなり、空のベッド…

Momo
1年前
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読書日記:コンビニ人間 息のできる場所

 この本はタイトルに惹かれた。私はコンビニが大好きだからだ。  酷い時は1日に2、3回別…

Momo
1年前
3

読書日記:そして、バトンは渡された 変化の中にあるゆるがないもの

 図書館に勤めている時、同僚から勧められた本が「そして、バトンは渡された」だった。  こ…

Momo
1年前

読書日記:クララとお日さま  信じる祈りは美しい

 お日さまは栄養をくれて寛大で慈悲深く、親切。  それが主人公のクララが考えるお日さまです。  クララはAFという人型のAIで、彼女は他のAIよりも理解力と観察力に長けていました。  販売店の店長さんのお墨付きです。  そんなクララ達AFは、お日さまから栄養を貰っています。  クララより以前のモデルだと、お日さまの光を浴びないと調子が悪くなるものもあったとか。  AFは子供の友人として選ばれ、販売店から購入されていき、各家庭に入ります。  クララは販売店に居る際、お日さまが