読書日記:告白 異なる視点の1つの物語
私は家族の誕生日に本を贈っている。
妹の誕生日が近づいてきたこともあり、書店で贈る本を探していたところ湊かなえの「告白」という文庫が目に入った。
早速、図書館で借りて読んでみた。
アマゾンレビューで1日で読み終わったという人がいたのが頷ける。
とても読みやすかった。
以下のように、各章で登場人物がある出来事について、それぞれの形で告白をしているのだ。
第一章 聖職者 森口先生 終業式での告白
第二章 殉教者 生徒、美月による森口先生宛の手紙での告白
第三章 慈愛者 直樹の姉、母の日記による告白
第四章 求道者 直樹の回想による告白
第五章 信奉者 修哉のウェブサイトの遺書による告白
第六章 伝道者 森口先生による最後の告白
面白かったので映画も観てみたが、映画は好きではなかった。
告白というタイトルなのに、各章の映像が繋がっており誰かの告白という感じがしなかったのだ。
この本がイヤミスというジャンルの火付け役だと何かで読んだ気がする。
書店で見た本の帯だろうか。
本が苦手な人でも読みやすい本だろうと思えた。
贈り物の候補にします。
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