読書日記:クララとお日さま 信じる祈りは美しい
お日さまは栄養をくれて寛大で慈悲深く、親切。
それが主人公のクララが考えるお日さまです。
クララはAFという人型のAIで、彼女は他のAIよりも理解力と観察力に長けていました。
販売店の店長さんのお墨付きです。
そんなクララ達AFは、お日さまから栄養を貰っています。
クララより以前のモデルだと、お日さまの光を浴びないと調子が悪くなるものもあったとか。
AFは子供の友人として選ばれ、販売店から購入されていき、各家庭に入ります。
クララは販売店に居る際、お日さまが起こした奇跡を2度目撃しました。
少女ジョジーがクララを購入しました。
奇跡を知っているクララは、病気のジョジーのためにお日さまに祈ります。
信じる心からの祈りは、読んでいて美しい場景を想像させました。
クララはジョジーの為に常に最善を尽くします。
そのひたむきさも美しいです。
お日さまは変わらずクララを見守ってくれているようでした。
また、クララの視点で状況把握する時の書き方が面白く、ボックスごとに分割して把握していくAFならではの視点は新鮮でした!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?