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服が好きで超絶ブラック企業に入社し、アパレル起業を決意した話

・最初の2ヶ月は研修で無給
・安月給(前職の半分以下)

服好きが好じて、大手広告代理店から
アパレル業界へ異例の転職をした。
その際の入社条件である。

この記事は、私が服飾業界へ飛び込んで
もの作りのいろはを学び、
ゴルフブランド立ち上げを決意するまでの
波乱万丈なストーリーです。

こんな方におすすめ💫
・ファッションが好きで、アパレル業界が気になる
・アパレルブランド立ち上げに興味がある
・将来起業したい、脱サラしたい
・ゴルフが好き
・何かを辞める or 始める勇気がほしい

無謀な転職。気合いで勝ち取った先は漆黒のブラック企業

4大卒で、服飾の知識はゼロ。

イラレもフォトショも使えない。

だけど私がやりたいのはデザイナーと企画・生産管理。

未経験にはあまりにも無謀な転職活動のさなか
一社希望職種で面接をしてくれた会社があった。

あの手この手で自分を売り込み、
60名ほどの応募があった中から
たったの1枠をもぎ取った私だが、
社長から提示された条件を飲まなければならなかった。

・最初の2ヶ月は研修で無給
・安月給(給料は前職の半分以下)

無給、薄給。残業代などもちろんでない。
しかし、そんなのどうでもよかった。

私にはやりたいことがある。

ブラック企業どんとこい。

もともと専門知識もスキルもないんだから仕方ない。

ファッションと服作りについて
とにかく学んでみたかった。

後から見たら私の人生の「点」の一つに過ぎないから
多少の我慢も努力も辛抱も、当たり前だと思っていた。


「保証はないが自由な道を」異色のキャリア

アパレル業界への転職

「流石にもったいない」
「安売りしすぎだ」

周りからは大反対されたが、
正直聞く耳を持たなかった。

なぜなら私にとっては一過性のもので、
目標完遂のためのプロセスに過ぎない。

「独立する」という目標があったから

そして何より、
今自分が最も興味のある洋服について学べる
絶好のチャンスを逃したくなかった。

軽く私のキャリアを遡る。

新卒から広告代理店で働いた2年半

それはそれはしんどかった。

今思えば少し病んでいたと思う。

私は根本的にサラリーマンというものが苦手で、
年功序列や大企業のスタンプラリーや、
意思のない人との仕事、
下っ端の雑用など心底苦痛だった。

しかし私の内なる思いとは裏腹に、
現実には要領良くいい子ちゃんで
仕事してる自分にも嫌気がさした。

ただ、指示されると自分の個性が死ぬことを学んだ。

起業という夢が目標に

将来起業したいなぁと、
大学時代からぼんやりあった思いが
社会人になった2017年を皮切りに
必ず起業する!と明確な目標になっていた。

一社経験し、社会人としての
ビジネススキルは申し分ない。


しかし大企業だけではなく、
中小企業も見るべきだと思った。

大好きなファッション関連での
ビジネスも模索したかった。

選んだのはアパレル業界のどベンチャー

結局社長が突きつけてきた条件をのみ、
丸一年間働いた。

最初は、いい加減にしてくれ!!
と思う出来事も多発したが、
私はここに経験を積みに来たのだと
奮い立たせた。

幸いメンバーにも恵まれ、(超安月給だが)楽しく、
さまざまな経験をさせていただき、
実り多い1年だった。

いよいよ、辞める時がきた。

学びたいことは学び切った。

企業で働くことは金輪際ないと
固く胸に誓っていた。

さてここからどうするか?

現実を見て砕けたファッション業界での起業

そもそも早い段階でアパレル業界での独立は諦めた

中国の工場とやりとりして服を作ったり、
アパレルブランドとのお付き合いの中で現実を見て、
ブランド作りたい、といった淡い期待は散った。

普段理想論者で、夢見た発言ばかりする私が、
「成功は限りなく不可能だ」と判断した

知名度・資金ゼロの私には望みはない。

いつか金銭的に自由になれたら
趣味でブランドを作ろうと思っていた。

働いた上で見たアパレル業界の裏側を知り
それほどに難しいことだと痛感したのだ。

退職を決意。一体なにで起業するか?

話は戻るが、やめてからどうするか?

ビジネスアイディアなんて
そう簡単に見つかるはずない。

名案などなかった。

だが、まず会社を辞めた。

このままいても、いつまで経っても
何も変わらず
時間ばかりが過ぎゆくことが怖かった。

時間と心に余裕ができると人は
何かしらの変化や気付きがあるもので、

原点回帰したら、何を血迷ったか、
よりによって絶対に無理だと
選択肢から強制的に除外していた

アパレルブランドを創ることが
自分にできる唯一のこと

と思ってしまったのである。

厳密にいうと、自分の服を好きな気持ち、
ゴルフへの想いを貫くことが最良の選択だと。

一体どんな思考回路で話がジャンプしたか説明しよう。

私には服しかなかった。だからブランドを立ち上げる。

自分という人間を考え直してみた。

特技はゴルフ。

中学3年の頃ゴルフを始め、ゴルフ部がある高校を探して
進学するほどゴルフにハマっていた。

大学でも体育会ゴルフ部に所属し、
いまや歴は10年となった。

・人生のように奥深く難解なスポーツで面白い
・会話しながらでき、同伴者と仲良くなれる
・ゴルフウェア選びも楽しい

好きな理由はこんなところだろうか。

魅力溢れるゴルフだが、難点は敷居が高いこと

兎にも角にもお金がかかるのだ。

お金がない若者でも気軽にゴルフが楽しめるようにしたい。

ベン図で言えば、
私がすべき円(実現したい未来)と、
私にできることの円があるとする。

①お金がかかるゴルフの敷居を下げ、
 ゴルフをもっと多くの人に楽しんでもらう


②大好きで、おまけに専門知識まで
 身につけた「ファッション」

その重なり部分が
「私がすべき×私にできること」の落とし所だと考えると、
私は洋服という分野でなら、実現したい未来に向けて
アプローチできると気付いた。

具体的には、

お洒落でリーズナブル、
洗練された海外のトレンドを提案
する
ゴルフウェアブランドを立ち上げること。


性格上、私は好きなことじゃ無いと続かない。

逆に好きであれば情熱を持って
どこまでもできるタイプだ。

そして難しい状況をクリアすることに
一種の快感を覚えるドM気質。

茨の道を進み、何かを開拓することが
面白いと感じる。

服とゴルフの組み合わせ?
ダウントレンドのアパレル業界での挑戦?

最高である。

成し遂げたい目標も、
スキルもある。

むしろこれ以外に自分のエネルギーを注げるものがなかった。

ブランドを立ち上げる話をすると
ほとんどの人が無理だよ難しいよ、という。

だけど私は困難を極めるが、
やり続ければ絶対にいけると思っている。

自分も周囲の友達も、みんな着たいウェアが
買える値段で売っていないと嘆いているのだ。

その信念さえあれば私は夢は叶うと思う。

アパレル業界・ゴルフ業界の常識を疑い、
ブランドとしての存在意義を見直し
世の中にまたとない新しいものを生み出していきたい。

まだない道は自ら創る。ないなら創れ。

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