【本の感想】HI, HOW ARE YOU? 綾部祐二
ピースの又吉は小説はもちろん、エッセイが最高に面白くて大好きで、そんな彼の『東京百景』での綾部についての話を読んでから、綾部の考え方とか生き方がすごい気になってた。だから読んでみた。
この本別に自己啓発本って感じでもないからすごく正直で、失敗談も美化せずに載せていたのがすごく信頼できた。「英語何も話せなかったけどコミュ力とノリでいけます」っていう自慢じゃなくて、「ノリでもいけるけど〇〇のためには勉強しなくちゃいけない」みたいな、もっとリアルなおはなし。
綾部の活躍する姿だけを見ると勢いだけでここまでやってきたように思えるけど、実際はテレビで売れたのも今アメリカで勝負をしているのも、目標に向かって何が必要かを考えて、来るべき時に備えてコツコツと準備をして、いざという時のチャンスを逃さないからここまでビッグになれた。賢いだけじゃだめだし、勢いだけでもだめなんだなあ。
ていうか、こんなに有名になった今でも努力してることをバラさず、生き様で魅せてくるのめちゃくちゃかっこいいな。
又吉が、人を笑うのは大変だけど笑われるのは難しいって言ってた。私の好きな言葉。もはや綾部の挑戦を笑う人がいないのもすごい。
私は最近20代をどう使うかを考えてるけど、綾部みたいにずっと心が若ければ何歳だってチャレンジの年にできるんだなっていうのも励みになった。人生やっぱり安静にしてるには長いし、やりたいことやってみて、ダメだったらアイフルすればいいんよなあ。