子供に不寛容な社会は子供を知らない社会か
エピソード①マサ子は2歳の子供(タロウ)を育てる専業主婦。今日は電車で1時間ほどかけ、マサ子の母親の家にタロウを連れていく予定である。電車が好きなタロウであるが、現在「イヤイヤ期」真っ盛り。マサ子は母の家までタロウが愚図らずに行けるのか、周囲に迷惑をかけないか、心配でたまらない。
案の定、電車に乗ったタロウはすぐに飽きてしまい、うろうろし始めた。何度か注意を促したものの、効果がなく、少し強めの口調でマサ子はこういった。
マサ子「タロちゃん、電車の中でうろちょろしない。ほかの