お茶の先生との別れ、そして
大学4年の時に友人の誘いで、表千家流茶道を始めた。就活や大学の授業の合間にお稽古に通い、就職してからも仕事を終えてお稽古に寄って、夜遅くに帰宅した。結婚して出産するまでは、月3回のお稽古をほぼ休むことなく熱心に通っていた。おかげで、許状はすべて取り終えていて、子どもが生まれてからは、時々先生のご好意で、他のお弟子さんがいない時におんぶで点前したり、子どもを寝かした側でお稽古したりした。お茶のお稽古というと敷居の高い、厳しい印象があるが、私の恩師は本当にあたたかく、チャーミング