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隠者のひらめき

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衝動的に思いついた詩のようなものを更新していきたいと考えています。
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#人間関係

〈詩〉終わりの鴉

〈詩〉終わりの鴉

運命を呪う というよりは

はっきり見えていないんだよ

どこかで鴉が 鳴いているんでしょう

育たない というよりは

そうあらざるを得ない それだけさ

なぜ 田んぼに蓮華が咲くのか

きみは 知っているかい

美しい 蓮華の畑に

鴉はそのうち やって来る

脅かしているんじゃないよ

そういうものだから 仕方ないのさ

有無を言わさぬ ブラック

準備はできたかな

鴉がまっすぐ 見えるこ

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〈詩〉愛の地

〈詩〉愛の地

私のところには 何も咲いていない

あの人のような花が欲しかったのに

私の土地には 何も咲いていない

砂漠で飢えていたところへ

奥の泉が主張した

どんな形であれ 己が愛してきたものがある

愛されてきた跡がある

私の土地に 様々な状態で芽生えている

形が違う ただそれだけの理由で

馬鹿にするな

砂漠に草地が広がっていく

確かに愛の地が満ち広がっていく

ああ 大丈夫なんだ

私は

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