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〈詩〉終わりの鴉


運命を呪う というよりは

はっきり見えていないんだよ

どこかで鴉が 鳴いているんでしょう



育たない というよりは

そうあらざるを得ない それだけさ

なぜ 田んぼに蓮華が咲くのか

きみは 知っているかい



美しい 蓮華の畑に

鴉はそのうち やって来る

脅かしているんじゃないよ

そういうものだから 仕方ないのさ



有無を言わさぬ ブラック

準備はできたかな

鴉がまっすぐ 見えるころには

蓮華は肥やしになるものさ





※関係の終わりが見えてきたときに。

※想像もしていなかった真実を知った時に。

※変わっていくことを怖いと思ってしまう時に。

※人生の転換期に。



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