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ぐっすりねんねの基本「睡眠の土台」

赤ちゃんの夜泣きや寝かしつけで困っている方、ねんトレを検討している方はまず「睡眠の土台」を整えましょう。
知っているという方はできているかチェックしてみましょう。「知っている」と「やっている」では大違いです。
帰省や旅行時などいつもと違う場所でのおねんねでできる工夫については、こちらの記事をご覧ください。

■ 睡眠の土台とは?

睡眠コンサルタントが最初に確認するポイントの一つです。
睡眠の土台の確立は睡眠問題を予防、改善すると言われています。

赤ちゃんが寝ない、夜泣きする、寝かしつけに時間がかかるなどの悩みの改善だけでなく、ねんトレの効果を最大限に引き出すためにも、睡眠の土台は重要です。

睡眠の土台は家でいう「基礎部分」。
ここがしっかり整えられていないと、上に家が建てられないですよね。
それと同じことで、赤ちゃんの睡眠もこの基礎部分が整えられていないと、何をしても睡眠問トラブルが改善しない場合があります。
なぜなら、睡眠の土台の欠落が原因の場合もあるからです。

■ 睡眠の土台の3つの要素

それでは睡眠の土台には何が含まれるのでしょうか。
具体的には、睡眠環境」「幸福度」「ねんねルーティン」の3つの要素があります。
この3つすべてを整えることがぐっすりねんねへの近道です。

また、睡眠の土台だけでなく、ベストな睡眠時間活動時間をもとに生活リズムを整えることも大切です。

1.睡眠環境を整える

睡眠環境とは、寝室などの寝る環境のことです。
つまり、赤ちゃんの寝室を赤ちゃんに適した場所に整えてあげることが必要です。

ママとパパも寝心地の良いステキな部屋で寝たいですよね。
赤ちゃんも同じです。
ママとパパが赤ちゃんの代わりに、寝心地の良いお部屋づくりをしてあげないといけないんです。

お部屋づくりのポイントには、光、音、温度・湿度、服装、安全性を整えることが挙げられます。
 光:寝室は真っ暗にする
 音:赤ちゃんが寝ている間はホワイトノイズをつけっぱなしにする
 温度・湿度:温度は20~22℃、湿度は40~60%に保つ
 服装:肌着+パジャマ+スリーパー
 安全性:ベビーベッドを使用する、ベビーベッドの中には枕や掛け布団などは置かない

睡眠環境はとっても大事で奥が深いので詳細記事を書きました。
ご覧ください。

2.幸福度を高める

幸福度とは赤ちゃんや保育者(ママ、パパ)の心が幸せで満たされているかです。
高ければ高いほど赤ちゃんのぐっすりねんねにも良い影響を与えます。

目に見えないものなので、にわかには信じがたいですよね。
でも、赤ちゃんは親の感情に敏感です。
ママやパパがイライラしていれば赤ちゃんも不安になるし、ママやパパがハッピーなら赤ちゃんも幸せな気持ちで心が満たされます。

赤ちゃんが不安になると睡眠に悪い影響を及ぼすことがよくあります。
逆にママやパパの幸福度が上がっただけで、赤ちゃんの睡眠トラブルが改善した例もあります。

幸福度を高めるには、赤ちゃんと肌と肌のふれあいが一番です。
テレビやスマホなしで、赤ちゃんと向き合う時間を作りましょう。

3.ねんねルーティンを行う

ねんねルーティンとは就寝前に行う一連の儀式のことを指します。
時計が読めない赤ちゃんにとって、ねんねルーティンは寝る時間を知らせる時計代わりになります。

大人は知らず知らずのうちに寝る前にルーティンを行っています。
例えば、就寝時間が近づくとトイレに行って、水を飲んで、リビングの電気を消して、寝室へ行ったりしていませんか?

赤ちゃんにもねんねルーティンをつくってあげましょう。
「お風呂→保湿→お着替え→絵本→大好き&ハグ→消灯」など簡単なものでOKです。
月齢や好みに合わせてアレンジしてください。

行動が時計代わりになるので、毎日、同じことを続けることが大切です。
一度決めたら寝かしつけをする家族に共有し、誰が行っても同じ順番で同じようにできるようにしましょう。

■ めんどうだなと思ったら。。。

わかります。めんどうですよね(笑)
でも、やらなくて大丈夫なんて言いません!

ぐっすりねんねにとって睡眠の土台は大事なことなので、必ず整えましょう。
赤ちゃん一人でできることではないので、ママとパパが赤ちゃんのためにぜひやってあげてください。

赤ちゃんが寝てくれる魔法のスイッチを探す旅は終わりにして、まずは赤ちゃんにとって寝心地の良い環境をつくってあげましょう。
それが赤ちゃんの睡眠のお悩みを解決する一番の近道です。


今日のぐっすりねんねポイント
 睡眠の土台は睡眠問題の予防と改善につながります。まずは睡眠の土台を整えましょう。

 
参考文献
 『ママと赤ちゃんのぐっすり本』 愛波 文著


  • 赤ちゃん及び保育者(ママ、パパ)に関して不安や心配がある場合は、医師等の専門家に相談しましょう。

  • 本記事の内容については注意を払って記載していますが、アドバイスを実行する際は読者の方の判断で行ってください。

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