東京都と国の要請にどれだけの病院が協力可能なのか?

「感染症の管理がきちんと出来ない病院」や「人工呼吸器のない病院」など、全ての病院で「新型コロナウイルス」を治療できるとは思えません。感染管理できないところへ感染者が入れば、「病院が丸ごとクラスター」になってしまうかも知れません。

これまで、厚生労働省が「急性期病床」をどれだけ減らしてきたのかという歴史的な事実も残っています。急性期病棟を持たない病院も多くなり、人工呼吸器など持ってない病院もあるでしょう。また、中等症の患者を受け入れようと考えても、すでに重症者を受け入れてくれる病院がないことが確実なため、受け入れた患者が重症化したときに自分の病院で「見殺し」にしたい医療関係者などいません。

病院船などを本気で作っておけば良かったのです。

また五輪など行わず、選手村を宿泊療養施設に利用していれば良かったのです。これからでは間に合いませんね。

医療体制が現状であることは1年半前にすでにわかっていることで、増床も難しいこともわかっていたことです。

ワクチン接種が完了するまでは、強い経済規制も取り入れながらうまくコントロールするしか無かったと考えます。ゆるい規制をずっと出しても意味がないのです。「ハンマーアンドダンス」では無かったのです。「ハンマー」の強さが全く不足しています。

「医療全体が感染者数を減らす対策を要望している」のに、それは無視して、感染者が激増して困っているという感じです。

医療側に無理を強いるなら、もっと強い経済規制など根本的な対策を同時に行うべきでしょう。

さもなければ、いくら病床を増やしても、病床が足りることはないでしょう。

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