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韓国半導体に先はないと株が売られまくるサムスン、誰でも作れる塩化水素で国産化成功ってアナタw

最初に、今日の結論をまず書いておきたい。これがそのままこの記事のテーマにもなる。
「もうサムスンには近づくな」
だ。
最初は現代ビジネスの記事になる。


韓国への輸出管理を強化した「日本の3品目」、世界的な「需要増」で好調になっていた…!
7/6(火) 7:02配信 現代ビジネス
韓国は「国産化」を進めたが…
2019年7月1日、経済産業省は外国為替及び外国貿易法(外為法)に基づいた適切な輸出管理実施を理由に、韓国向け輸出管理手続きを厳格化した。
その対象はフッ化水素、フッ化ポリイミド、レジストだ。
それから2年が経過した本年の7月1日、韓国の産業通商資源部は2年間で韓国の半導体部材などの生産能力が高まったと発表したと報じられている。
フッ化水素の一部に関して韓国の国産化は進んだようだ。
それがわが国企業に与える影響は軽視できない。
ただし、日韓の関係に注目して半導体部材の需給を考えることは本質的ではない。
重要なことは、近年、わが国の企業が生産する超高純度のフッ化水素、フッ化ポリイミド、およびレジストなどに対する台湾や中国などからの需要が増加していることだ。
データの分析から得られる特定3品目の輸出傾向に米中対立の先鋭化リスクなどを加味して考察すると、台湾や米中から本邦企業が生産する半導体部材などへの需要は高まる可能性がある。
2021年1~5月の対韓輸出データをもとに推計すると、2021年の特定3品目の対韓輸出額は前年を上回る可能性がある。
本邦企業に必要な取り組みは、モノづくりの力をひたむきに磨き、より微細かつ高純度の素材創出を目指すことといえる。
わが国の特定3品目の輸出推移
過去10年間のフッ化水素、フッ化ポリイミド、およびレジストの特定3品目に関して、財務省の貿易統計のデータを確認すると、興味深いことが浮かび上がる。
いずれも、台湾への輸出増加が顕著だ。
2020年、極端紫外線(EUV)を用いたロジック半導体の回路線幅の微細化などに必要な感光材として用いられるレジストの台湾向け輸出額は2011年比約161%増、2016年比で約54%増加した。
その背景には、今日の最先端である回路線幅5ナノメートル(ナノは10億分の1)のロジック半導体製造技術を確立した台湾積体電路製造(TSMC)などの半導体、および電子部品メーカーがわが国の高純度素材をより多く買い求めたことがあるだろう。
絶縁材料などに用いられるフッ化ポリイミドに関しても同様のことがいえる。
台湾に加えて、中国への輸出も増加傾向だ。
その一方で、特定3品目の対韓輸出を見ると、2020年のフッ化水素の輸出額は前年から約72%減少した。

https://news.yahoo.co.jp/articles/fa4042661cac55bc66a4120b2a224e6583c2391f


特にバイデン政権になり、トランプ時代以上にアメリカが対中強硬路線へ入ったことはいくつかの記事で書いてきたのだが、既に日米台の半導体同盟はこの2年の間に相当深化していた、が現代ビジネスの記事になる。
ここでは、2019年に日本政府の輸出管理強化が開始された後、フッ化水素、フッ化ポリイミド、フォトレジストの対象3品目の輸出状況が追いかけられている。ポイントは韓国への輸出量が大きく動いていることだ。
最も顕著な傾向を見せたのがフッ化水素で、韓国への輸出量が2020年に激減している。その内容は悲惨で、2019年と比較して実に-72%だったとのことだ。その一方で、台湾へのフォトレジスト輸出量はここ5年で+54%増と躍進しており、大きく様相が変化していたというのだ。この流れを俯瞰して見れば、韓国企業は日本以外の国からこの3品目を調達せざるを得なくなっており、台湾の企業は日本との「3品目ホットライン」を形成しつつあったことがわかる、そういう内容となっている。

この2年、韓国は文在寅の号令で3品目の国産化を国是にしていたはずが、特にフォトレジストではほとんどそれが果たせなかったことを昨日の記事でお伝えした。フッ化水素もできたできたと騒いでいたのは純度99.999%(俗にファイブナインと呼ばれる)の「誰でもできるレベル」の低純度で、日本が輸出している99.9999999999%には遠く及ばない。こんな状況でありながら、韓国政府は申請を行って日本からの輸入量の維持には進まず、ホワイト排除の撤回を求めてGSOMIA破棄やWTO提訴に走り、ここでも日韓関係をただ悪化させている。

この騒ぎの中、サムスンは日本のメーカーと直接フォトレジストやフッ化水素を取引しようと副会長が奔走したのだが、もちろんそれが成功することはなかった。
しかもこの行為で、サムスンは国の管理下にある素材を裏取引で横流しを受けようという企業であることが日本にも知られ、その結果イランへのフッ化水素横流しも間違いなくやっていると「疑惑を確信に変えてしまった」わけだ。

まあ、韓国政府が頑なに日本への申請を拒んだ背景には、文在寅が政権を奪取した際、パククネ時代までの資料やマニュアルを全て廃棄してしまったからだ、とも言われていた。要するに、ホワイト国入りした2004年までを追いかけようにもできなかった?ということだ。
なので、ホワイト排除決定で経産省が申請の仕方を事務レベルで説明しようとしたのだが、そこへやってきた韓国の担当は5時間だか6時間だかに渡り日本を非難し、ホワイト復活だけを叫び続けていたのも、申請の仕方がわからないと頭を下げて教えを乞うことができなかった為、だったのだ。この時、キチガイ韓国人の相手をした経産省のお二人には、改めてお疲れ様でしたと声をかけたいところだw

それでも、韓国政府はまだ反日ダー!と言っていれば済んでいたが、素材がなければ製造ができないサムスンは必死だった。裏取引を諦めると、韓国政府を無視して日本への申請をし、フッ化水素などを必要量のみ入手することで操業停止を避けている。
だが、翌2020年に新型コロナウイルス禍が始まり、今は労組のストライキに晒されて、素材はあっても計画通りに製造ができない事態に苦しんでいる、というわけだ。

株式方面でのサムスンの話へ移ろう。
中央日報の記事になる。


今年17兆ウォン売った外国人投資家…セルコリア? セル半導体!
7/6(火) 8:38配信 中央日報日本語版
外国人投資家が上半期にKOSPI市場で最も多く売った銘柄はサムスン電子だった。外国人投資家はこの6カ月間でサムスン電子普通株11兆3244億ウォン相当と優先株3兆6657億ウォン相当の合わせて15兆ウォン相当を売った。この期間のKOSPI市場で外国人投資家の売り越し額の85%をサムスン電子が占めたという意味だ。外国人投資家が売ったサムスン電子の株を買ったのは個人投資家だった。上半期の個人投資家の買い越し1位はサムスン電子の24兆ウォン、2位はサムスン電子優先株の4兆1421億ウォンだった。
韓国取引所が5日に明らかにしたところによると、今年に入り先月末までKOSPI市場で個人投資家は55兆979億ウォンの買い越しを記録した。同じ期間に外国人投資家は17兆4557億ウォン相当を売った。機関投資家は35兆8349億ウォン相当を売った。外国人投資家はサムスン電子のほか、現代モービスを1兆9863億ウォン、LGエレクトロニクスを1兆4139億ウォン、起亜を1兆3113億ウォン、サムスンSDIを8210億ウォンなど大幅な売りに出た。
証券業界では外国人投資家の韓国株売り、いわゆる「セルコリア」は結局半導体銘柄を売る「セル半導体」とみることができるとの意見が出ている。韓国証券市場の魅力が落ち外国人投資家が離脱したものとみるには難しいという主張もある。未来アセット証券のソ・サンヨン研究員は「外国人投資家は昨年11月から2カ月ほどサムスン電子など半導体株を積極的に買い入れた。予想より半導体株価が早く上がり差益実現に出たもの」と話した。昨年10月末に5万6600ウォンだったサムスン電子の株価は1月11日に9万1000ウォンまで上昇した。約2カ月間の株価上昇率は60%だった。
外国人投資家が半導体株式を売りに出た背景は、「高くなった価値」だけではなさそうだ。半導体専門家の間では半導体業況のピーク論も出ている。下半期のメモリー半導体の需要がピークを通過した後、減少傾向に転じる可能性があるという見通しだ。米国のIT専門分析企業サミットインサイトグループは、「メモリー半導体であるDRAMとNANDの価格が来月まで上昇できるだろう。だが価格のピークに近づいている」と主張した。
KTB投資証券のパク・ソクヒョン投資戦略チーム長は「半導体業況は急速に改善し急速に冷める傾向がある。外国人投資家はサムスン電子をはじめとする半導体企業の業績改善がすでに相当部分株価に反映されたと判断している」と話した。彼はIT企業の割合が大きい台湾の証券市場でも外国人投資家が131億ドルほどの売り越しを記録したと付け加えた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/1751bca3f0e5486396c0330defe4484ba5e9860d


うまく売り抜けたものだ、と見るべき話だ。
アメリカの機関投資家などを中心とした外資が、サムスンの株式を大量に売っているらしい。まさに「ぶん投げている」という表現に近い有様のようで、その総額が1兆5000億円レベルだというからただ事ではない。
そんなことになっていればサムスンの株価が暴落し、市場も大混乱になると思いきや、韓国でそれが起きたというニュースは流れていない。なんと、市場に投下されたサムスン株を、韓国の個人投資家が目の色を変えて買い集めているから、だというのだ。それが理由で、膨大な売り越しを起こすこともなく株取引が進んでいるというのだが・・・。

実は、機関投資家たちがサムスン株を投げ売りしている背景には、韓国の半導体産業に未来がないと判断を下したことがあるようだ。
まぁ、シェアだけを見ればまだサムスンは世界上位であるとは言える。だが、台湾のTSMCが激しく追い上げているだけでなく、日本が素材の供給と研究開発の分野でタッグを組み、アメリカが市場と工場建設でバックアップする態勢が固まりつつある。その輪から弾かれたサムスンと韓国が没落する様は火を見るより明らかなのだ。だから株を持っているのは逆に危険、売れるうちに売って利益を確定しておこう、ということだ。
もちろん、サムスンの株式にはもう一つ大きな売り情報があることも大きいだろう。会長の死去により発生した相続税の納税の為に、サムスンは自社株を売却して現金を得ようとしているという例の「アレ」だ。こっちも1兆2000億円レベルの話なので、こんなものが一気に市場へ投下されればやはり暴落が懸念される。なので、アメリカの機関投資家たちはここが潮時と見切った側面もあるだろう。

こんなサムスン株に、限度額目いっぱいまで無担保ローンを借入して買いを入れる韓国の個人投資家たち、いやはや、本当にバカしかいないのだなぁ、と感心してしまう。
韓国は、ここまで経済が疲弊しきっている状態にありながら、不思議に為替や株式が大きく値を下げる気配がない。外資が資産を引上げ、機関投資家が株を売りまくっているにも関わらず、特に株価は高いままなのだ。好材料など何もなく、あるのは昨日も高かったから今日も高いに決まっている、という思い込みだけだ。まさにバブル状態で、何がきっかけで弾けるのかがわからない。

もちろん、高くなり切ったところで買い、落ち始めればパニックになり全部売って損をする、そういう韓国人の気質が大きく影響していることもあるだろう。
だが、それこそ借金まみれでも株投資をしている連中のほとんどは、学校を卒業しても就職先がないケースばかりのようで、要するに若年層が鉄火場へ更に油を投げ入れている状態なのだ。だから、例えば彼らは金融危機の時のことなどをリアルに経験していない。当然、過去の失敗に学んで同じ轍を踏まない、ということもできないだろう。
そんな奴らが群がるサムスン株の、なんと危ういことよ、なのだ。
まぁ、業績不振のサムスンに株価暴落が起きた時点で、韓国そのものが吹っ飛んでしまうだろうから、クラッシュだ恐慌だにまで発展したとしても、そんな先のことなどケンチャナイなんだろうけどねw

で、そんなサムスンにはこんな話も出ている。
WoWKoreaの記事になる。


<W寄稿>韓国、半導体素材の国産化は「泣き泣き辛子を食べる」ようなものだ
7/7(水) 21:21配信 WoW!Korea
2019年の日本による韓国向け半導体素材の輸出規制の後、フッ化水素などに対する国産化努力が展開され、それなりの成果を収めていると韓国のメディアはその都度報道する。
東亜日報は2021年6月9日の「三星、日本に依存していた半導体素材の国産化」と言う記事で「中堅企業と高純度塩化水素の開発、日本の輸出規制から2年経って成果(を収めた)」と報道した。三星(サムスン、SAMSUNG)が日本とドイツに全量依存していた半導体の中核素材「高純度塩化水素」(フッ化水素ではない)を中堅企業と提携して2年間開発をし、最近品質テストを完了して、今年の下半期頃に納品契約を結ぶことにしたというのだ。
産業界の現実を知らない人であれば、このようなニュースに「快挙」だと言い喜ぶのだろうが、実状を知ればこのような国産化と言うものが企業の立場からは「泣き泣き辛子を食べる」に違いないということを知ることとなる。
記事は国産化したという「高純度塩化水素」がどの程度の水準の高純度の製品なのか、具体的な数値(例えば、99.99999%)を示さなかった。従って当該素材が三星の汎用半導体製造工程にのみ投入可能な水準なのか、あるいは超精密半導体製造工程にまで投入可能な水準なのか、分からない。
加えて収率(歩留まり率)がどれくらいになるのかも出て来ない。収率とは生産した製品の内に占める良品(取引先に納品可能な製品)の比率だ。企業の収益率を左右する重要な尺度だ。例えば収率が60%であれば、当該中堅企業で生産した「高純度塩化水素」の内の良品比率が60%であり、残りの40%は不良品だという意味となる。
開発初期の製品は収率が良くないものとなるほかない。時間(歳月)が流れる内に、各種の試行錯誤と経験が蓄積されて初めて、収率は少しずつ改善されるのが普通だ。記事にはこのような現実を反映した三星関係者のコメントが出て来る。
「主要素材の単一国家への依存度を低くして供給先を多角化したところに意味がある」
具体的な品質水準(99.99999%等)や、収率についてのコメントが全然無い。現在のところ、「供給先の多角化の意味」以外には期待するものが無いという意味となる。恐らく三星は塩化水素の国産化を担当した中堅企業に少なくない設備投資の費用まで負担したのだろう。加えて収率が一定の水準に高くなる時まで、当分の間は低い収率による「高い納品単価」まで抱え込まざるを得ない状況なのだ。

https://news.yahoo.co.jp/articles/771c16ed541ee9ca54eb9d14f4e8772d296fe096


なんともピントのはっきりしない話だ。
サムスンが高純度塩化水素を韓国の中堅企業との提携で開発し、今年の下半期には国産塩化水素として使用することになるのだそうだ。この素材も半導体の製造工程で使われるそうで、文在寅が聞いたら「韓国の技術は世界一ぃぃ!」とまた雄叫びを挙げそうなのだが、何かがおかしい、と。というのもこの素材について、具体的な純度や歩留まりといった数値が一切書かれていないのだ。
毎度の国産化成功ニダ!な記事なら、事細かく数字を並べてくるのが韓国メディアであることを思えば、つまりこれ、実際には低純度で低品質なポンコツ塩化水素なんじゃないの?ということなのだ。

3品目以外の半導体素材を敢えてサムスンが自社開発へ踏み切った理由も、はっきりとはわからない。
ネット民の書き込みには、こうしていれば韓国政府からの補助金が見込めるから、という意地の悪い声も聞かれるのだが、もしそれが本当なら、サムスン凋落も本格的だと見るしかない。そもそも誰でも作れるような素材だからこそ日本は輸出管理をしていない、つまり価値も価格も大したことがない塩化水素に、わざわざ人と金を割いてまで補助金などというはした金を狙いにいくのなら、サムスンの懐は相当に逼迫していると見るしかないではないかw

ただ、場所が韓国なだけに、できます、この後製造ラインにも投下します、と発表だけはしておいて、政府の国産化政策に協力している振りをしながら、実際は日本から高純度の塩化水素をこっそり輸入して、なんてことも企んでいるかもしれない。
何せ、この記事もフェイク王のWoWKoreaが配信したものだ、全幅の信頼など怖くてできないものねw

それにしても、サムスンに関するネタは後ろ向きで華のないものばかりだ。
ここでは取り上げていないが、販売現場でも大きな変化が起きている。スマホ製造から撤退し、売る商品が無くなったLG直営のベストショップでは、アップルの商品を代わりに置くことを決めており、今後はサムスンのスマホ売り上げを脅かす存在になると見られている。入口も出口も細くなるばかり、それがサムスンの現実なのだ。
だから、もうサムスンへ近づいてはならない、という結論に至ったというわけなのだよ。

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