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感謝の花 -詩-

あなたが居ない分岐点で
私はただあなたを想う
早く着いておいで
先に行っているからと

傷つけ合った冷たい身体を
お互い舐め合って
誤魔化して生きてきたけれど
今 あなたが居ない夜に
私の在り方を
想いたいのです

ただ居るだけでよかったあなたが
いつの日か
私を支える影になっていました

私は あなたが陽だと思う故に
あなたの影を隠してしまっていた

知り得ぬあなたを枯らした私

水いっぱいに
満開の花を咲かせたい
あなたの花と
私の花も一緒に

孤独の夜
あなたを想う時間も
ただ流れる

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