Moloco、リテールメディア部門ゼネラルマネージャーにBill Michelsが就任
この記事は2022年10月26日に配信したプレスリリースを転載したものです
The Trade Deskの役員を務めた広告・ 検索分野の豊富な経験で 、Molocoの成長をけん引
モバイルビジネスの成長・成果を最大限に支援するMoloco, Inc.（本社：米カリフォルニア州レッドウッドシティ、共同創業者・CEO：Ikkjin Ahn、日本事業責任者：坂本 達夫、以下 Moloco）は、Bill Michels（ビル・ミッチェルズ、以下Michels）が、同社のリテールメディア部門のゼネラルマネージャーに就任したことを発表しました。
Bill Michelsについて
Michelsは、広告と検索領域において幅広い経験と知見をもち、前職では The Trade Deskの製品担当エグゼクティブバイスプレジデントを務めました。
Michelsはこれまで、広告と検索事業を手がける著名な企業で経験を積み重ねており、プロダクト管理やエンジニアリング、データ戦略にビジネス開発といった分野で20年以上にわたりリーダーシップを発揮し、成功を収めてきました。
The Trade Deck入社前はFactualに10年間在籍し、最終的にはCOOとしてプロダクト、エンジニアリング、データパートナーシップ部門を統括、その後、Factualの合併先であるFoursquareに移籍し、最高データ責任者を務めました。
Factual在籍前はYahoo!のプロダクト管理担当シニアディレクターとして検索分野に携わり、Yahoo! BOSSをはじめとする検索エンジンによる収益モデルに関する複数の取り組みを立ち上げ、牽引してきました。
Michelsは今回新たに創設されたリテールメディア部門で 、Molocoの継続的なイノベーションを推進すべく、プロダクトとビジネス開拓の業務を統括します。
とりわけ、Michelsの検索分野での経験は、リテールメディアにおける購入者の検索・閲覧から購入に至る1st PartyのインテントデータをMolocoがこれまで以上に活用し、購買時にこれまで以上に高い関連性と高パフォーマンスの広告を提供する上でかけがえのない資産となります。
Michelsは、コロンビア大学経営大学院で経営学修士号（MBA）を取得し、同大学院在学中にベータ・ガンマ・シグマ* メンバーでした。現在、南カリフォルニアに在住しています。
*ベータ・ガンマ・シグマ（Beta Gamma Sigma; BGS）とは、AACSB認証校で学ぶ学生の中で特に成績優秀な学生で構成される団体です。
Molocoのリテールメディア部門への進出
リテールメディア市場は、今後5年間で1,000億ドルに到達すると推定されており、デジタルマーケティング業界で最も成長しているセグメントのひとつです。
Amazonなど大規模なオンライン小売業者で実証されている通り、リテールメディアはマーケットプレイスにとっての収益性、商品やサービスを提供する企業（マーチャント）の売上拡大、顧客満足度の向上をもたらします。
しかしながら大半の企業では、パフォーマンスと拡張性に優れたスポンサードサーチソリューションを自社で開発するために必要となるリソース・時間・専門知識が不足しています。
Moloco Retail Media Platformは、高度な機械学習機能を活用することで、セキュリティを維持しつつ、マーケットプレイス独自の1st Party データの価値を活かし、商品の検索から購入に至るまでの消費者行動全体に対する関連性の高いスポンサード広告を自動化します。
マーケットプレイスはMolocoを利用することで、ショッピング体験を損なうことなく強化し、最適なタイミングで各店舗への需要を促します。
今後Molocoは、リテールメディア部門ゼネラルマネージャーに就任したMichelsを中心とするリテールメディア部門のビジネスチームおよびプロダクトチームが、グローバル市場に向け当該事業を加速させていきます。
■リテールメディア部門ゼネラルマネージャー Bill Michels からのメッセージ
「当社がMoloco Cloud DSPで作り上げてきた、世界トップクラスの機械学習インフラストラクチャをリテールメディアにひろげることで、マーケットプレイスと販売者には事業を成長・加速させるための強力なプラットフォームを提供します。同時に消費者には高度にパーソナライズされた体験を提供できるようになります。
豊富な1st Party データを活用する製品の開発を通じて、小売業者やマーケットプレイス、販売者、消費者など、リテールメディアを構成するさまざまな要素を最適化できる、非常に有意義な機会です。Moloco Retail Media Platformを通じて、私のこれまでのキャリアでのさまざまな経験を活かし、さらに新たな価値を提供しうるプロダクトを、Molocoの素晴らしいチームメンバーらと共に開発できることを嬉しく思います。」
■Moloco CEO・共同設立者 Ikkjin Ahnからのコメント
「Michelsは、これまで革新的なテクノロジーを次々と世に送り出し、プロダクトとビジネスのリーダーとして、常にアドテクノロジーの最前線に立ち続けてきました。また、彼のビジョンは、現在のスポンサードサーチ広告やDSPなどのエコシステムを構成するプロダクトやビジネスを形づくることに寄与してきました。
彼のリーダーシップとコラボレーションを活かし、当社の『高度な機械学習をあらゆる規模の企業に提供することで、デジタル経済の公平性、収益性を向上させる』というビジョンに向け、これからも取り組んでまいります。」
■Molocoについて
Moloco, Inc.（本社：米カリフォルニア州レッドウッドシティ、共同創業者・CEO：Ikkjin Ahn、日本事業責任者：坂本 達夫）は、あらゆる規模の企業に先進的な機械学習を提供することで、より公平で、高収益なデジタル経済の実現を目指しています。
成長と成果を約束するMolocoの機械学習プラットフォームを通じ、アプリパブリッシャーやオンラインショップ事業者は、自社が有するファーストパーティデータの価値を引き出せるようになります。
アプリパブリッシャーは、モバイルアプリのパフォーマンスマーケティングに特化したプログラマティック広告プラットフォーム「Moloco Cloud DSP」を通じて短期間でユーザーを獲得し、予測モデルによってLTVを向上できます。オンラインショップ事業者は、「Moloco Retail Media Platform」を通じ、自社サービス内に独自のパフォーマンス広告ビジネスを確立できます。
Molocoは2013年、元Googleの機械学習エンジニアによって設立されました。レッドウッドシティに加え、東京、サンフランシスコ、シアトル、ニューヨーク、ロンドン、北京、ソウル、シンガポールの計9つの拠点で展開しています。
詳細は https://www.moloco.com/ja/ をご覧ください。
