見出し画像

「働く=プロスポーツ+RPGゲーム」:クリアし、チャレンジし、誰にも真似できないようなレアキャラになる!

こんにちは!Molocoです。
Molocoは2023年1月現在、シリコンバレーをはじめ世界に9つの拠点を構えています。各拠点ごとに、年齢・性別・人種を超えた多彩なメンバーが集まっており、全拠点での合計数(450人)は、昨年と比べなんと約2倍に!
日本チームも、性別、年齢はバラバラ、国籍も異なる7人のメンバーが現在活動しています。

そんなMoloco日本チームのメンバーを順々にインタビュー形式でご紹介!

記念すべき(?)第1回は、日本チームのリーダー・坂本 達夫(@tatsuosakamoto)です。東京大学を卒業後、楽天、Google、そして海外企業の日本第一号社員として、AppLovin、Smartly.ioと、それぞれの場で新たな舞台を拓いたパイオニア。

そんなモバイルマーケティングのスペシャリストが、仕事に対してこれまでどんなことを考えてきたのか、今のMoloco での仕事をどう捉えているのか、日本事業責任者としてMolocoにきて1年半の坂本の裏側?!に迫りました。

Moloco日本事業責任者 坂本 達夫

キャリア観を作ったのは「スポーツ選手」と「RPGゲーム」

ー 坂本さんはMoloco入社前もモバイルマーケティングに携わってこられたり、海外企業の日本第一号社員といったご経験をお持ちですが、このようなキャリアは昔からイメージされていたのですか?

「長期的なキャリアは、ほとんど考えたことなかったですね。」

ー 社会人になった頃から現在までを振り返ってみるといかがですか?

「新卒の頃は、外資系企業の日本進出みたいなものとか、カントリーマネージャのような肩書きの存在すら知らなかったです。当時はただ漠然と、ビジネスパーソンとして強くなっていきたいなぁと。

自分のキャリア観って、プロスポーツ選手と、あとロールプレイングゲームが一番しっくりきているんですよ。

プロスポーツで言うと、日本人でも実力が認められて、海外のトップクラブに移籍して活躍して、年俸もそれに伴って上がっていく...そんなステップがすごくカッコいいなって思っていて。なので会社に入ってからも、その中で結果出して、新しいポジションを与えられて、そこでも結果を出して次へっていうのを志向しています。

一方で、1本のルートを直線的に登っていく、というのともちょっと違っていて、RPGゲームに出てくる『転職』システムがイメージに近いです。

最初は『剣士』で段々レベルを上げるけど、そのままではずっと『剣士』でしかいられない。その上級職の『魔法剣士』になろうと思ったら、転職して『魔法使い』になってレベル1からスタートして、『剣士』『魔法使い』のどっちもレベル20まで上がったらようやく『魔法剣士』に。その先にようやく勇者になれる―みたいな。

自分のケースでいうと、営業として経験を貯め、その後モバイル・アプリ・デジタルマーケみたいなところで経験値を貯めていって、結果それらの組み合わせで今に至りましたね。

人生の攻略本を読んで『勇者になるにはこれが最短の道だよね』みたいなのがあったわけではないんですけど……とりあえず目の前にあるものをクリアしてレベルを上げて、でもそれまでとは全然違ったことにもチャレンジして。2個か3個かぐらいのスペシャリティーをつけたら、誰にも真似できないようなレアキャラになるんじゃないのかなって。笑」

― そのキャリア観はいつ頃からお持ちになられたのですか?

「プロスポーツのイメージは学生の頃から持っていましたけど、もうひとつの『働くってRPGゲームやん』みたいに認識したのは、働き始めて5〜6年目ぐらいとかにかけて徐々に。」

― 実際に会社というチームに入ってみて感じられたことなんですね。

「例えばGoogleでは、チームの中で『モバイルのスペシャリストになってくれ』ということでアプリのプロジェクトを持つことになりました。すると、日本に約30人のチームの中では、Googleのモバイルプロダクトについて誰よりも勉強して、聞かれたら大体答えられるようになって。そういう風にすると『自分にしかない、使える武器になるんだな』っていうのが分かってきました。

AppLovinの日本第一号社員のオファーをいただいたとき、『英語ができて、営業ができて、モバイルのこと分かってる人、全然いなかったんだ』って言われて。『スキル・経験を組み合わせていくと、希少価値となって、もっと面白いポジションとか、イケてる会社に挑戦する権利が得られる』っていうのが、後から見えてきた...みたいな感じですね。」

入社のきっかけ

ー これまで海外企業の日本第一号社員として過ごされていましたが、Molocoにはカントリーマネージャ(日本事業責任者)として参加されました。入社する時に、その点は意識されましたか?

「そのあたりはまさに、入社前にMoloco・CEOのIkkjinともコミュニケーションをした部分でした。『日本のトップとして入社してほしい』というお話をもらった時に、『マネジメントの経験はないけど大丈夫なの?』と。それに対して彼は『そこは大丈夫だ』と言ってくれたんですね。

彼は、Molocoでは『外部からマネジメント経験者を引っ張ってくる』だけではなく、マネージャを育てられるようにしたいというんです。
素質がある人を採用してきちんと育てれば、マネジメント経験がなくても出来るようになるはずだと信じているんですよね。そういう人がいる会社と巡り合えたのはラッキーでした。」

ー 坂本さんからみてIkkjinさんはどんな人ですか?

「何というか...すごく真面目でマトモな、頭のいい人ですね。

彼が韓国出身ということもあって、『アジアとアメリカでは全然違うよね』とか、『アジアの中でも国ごとによって全く違うよね』っていうことをやっぱり体感としてすごく分かっています。これはアメリカでサービスを立ち上げて、英語のまま海外展開しようとする傾向が強い、一般的なアメリカのスタートアップとは違うところなのかなぁと。

前提条件が異なる国や地域に関する意思決定をするのって高いリスクを伴うから、なるべくローカルな情報とか最新の情報を得ようと、とても意識していると感じます。

意思決定も、よく解ってない人が行うよりも、『なるべくローカルな人が、一番高い解像度で意思決定しよう』としてる気がします。日本だけじゃなくて中国・韓国もそうだし、東南アジア、最近進出し始めたインドとかでも、ローカルの意思決定を一番大事にしようという意識を、会社全体からもIkkjin個人からも感じますね。」

ad:tech tokyo 2022にて

初回の今回は、「働く=プロスポーツとRPGゲーム」という坂本 達夫ならではのキャリア観や、坂本とMolocoとの出逢いについて触れました。

後編では、Molocoに入社してからは実際にどんな気づき・出会いが坂本にあったのか、そしてこれから何が生まれようとしているのか、さらに掘り下げてみたいと思います。

後編をお楽しみに!

この記事が参加している募集

社員紹介

みんなにも読んでほしいですか?

オススメした記事はフォロワーのタイムラインに表示されます!