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フライブルク留学記、その20

こんにちは!もくひとです。
前回の記事から少し時間が経ってしまいましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
あっという間に秋になり、美味しいものがたくさんあって困りますね!お酒が進んで仕方ありません!

さて本日は、留学後半の2022年6月ごろの出来事を思い出していきます。
さまざまな規制が一旦緩んで、新しい形での学校生活にも慣れたころのことです。

"Alle Konzerte sind abgesagt"

学校でのレッスンは問題なく受講できるようになり、日々たっぷりと練習時間を取ることもできていたので非常に充実した毎日を送っていました。
しかし、予定していたのにどうしても叶わなかった、留学中で唯一残念だったことといえば……

コンサートが軒並み中止になってしまったことでした。

元々の計画として、ドイツ生活に慣れてきた留学後半時期にドイツ国内を旅して、各地にある素晴らしいオーケストラを色々と聴いてまわろうという考えがありました。
その計画の半分くらいは2月に妻が遊びに来たときのドイツ国内旅行で達成できていたのですが、コロナ禍に突入してからはしばらく演奏会巡りが難しい状況になってしまいました。

そんな中、僕の師匠である宮﨑泰二郎先生が所属されていた
 Sinfonieorchester Basel(バーゼル交響楽団)が演奏会を再開するとのこと!待ちにまったコンサート、もちろん聴きに行くことに。

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すぐそばをライン川が流れる、大きな教会でのコンサート

Symphonie Nr. 7 von Bruckner

演目はブルックナーの7番。しかも、舞台上の奏者同士の距離を確保するため、11人編成による演奏でした。
この演奏が、本当に忘れられない素晴らしい演奏で……11人で演奏しているとは思えないほどの深く荘厳な響きに、音楽の喜びを心の底から感じることができました。
満席となった客席の皆さんも本当に嬉しそうで、コンサートが戻ってきた!という喜びを盛大な拍手で表現されていたのが印象的でした。

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教会の中はこんな感じ

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オケのロゴ入りマスクで、先生とツーショット


der Meisterkurs mit Arend Weitzel

コンサートから半月ほど過ぎたあと。
ティンパニを勉強している人にとって絶対必要不可欠な名著「Pauke üben」の著者であるArend Weitzel氏のマスタークラスがフライブルク音大で開催されました!

僕は留学中、基礎トレーニングにWeitzel氏の著書を毎日使用していました(もちろん今も使っています!10冊以上持っているので、なかなか終わりません笑)。
このマスタークラスは本当に心待ちにしていたので、中止にならずちゃんと受講できて本当に良かったです。

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Weitzel氏の指導を直接受ける。

奏法やトレーニング方法についてはもちろんのこと、ティンパニの勉強をこれから始める人に対する指導法についても非常に勉強になり、現在の活動にも生きている貴重な体験だったと思います。

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受講した仲間と一緒に

今日はここまで。
Auf Wiedersehen!!

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