SF宇宙生物図鑑【その宇宙人の最大の特徴は、全身の肉体に「読書紹介」という文字がマジックペンで書かれている「それただの変態や」】
SF作品に出てくる宇宙人たちのイラスト集。
洋書をそのまま和訳した感じの本。
復刊ドットコムにページがあるので、もしかして絶賛絶版中でしょうか?
ただし本書で紹介される宇宙人は、古い作品に限る。
正直、知ってる作品がない。
あ、でもクトゥルフ神話の「大いなる種族」がいる。
でもショゴスとかはいない。
ラリイニーブンのパペッティア人もいる。
(いまどき誰も知らないだろうな)
「砂の惑星」で出てくるメランジ依存症の宇宙人がいる。
(最近、砂の惑星のリメイクやってる)
「幼年期の終わり」に出てくるオーバーロード。
こんな見た目だったのか。
いわゆる悪魔っぽいとは描写されてたけど。
(私は小川一水先生の短編でオマージュ登場してたのを読んだだけですが)
いずれも見た目で非人類だと一目で分かるものばかり。
付随する説明も、
「他の生物に卵を産みつける」
「とにかく好戦的」
「出会った異星人を自分たちと同じ姿に変える使命感を持っている」
「ガス状」
「植物型」
「足に脳がある樹木型」
「食虫植物みたいな生態」
「眼が胴体の周りを一周しているイカ型」
「浮遊する半円球」
とても良いですね。これ全部、知的生命体の説明です。
知的生命体の定義プリーズ。
また昔の作品では、とりあえずと言った感じで超能力を出してくることが多いです。
超能力もその科学的背景を書いてくれると良いのですが。
まあ例の有名なセリフもあるし、魔法みたいなもんだと思っておきましょう。
私としては明らかに、異形の形と生態を持っている宇宙人が好きで、
とにかくヒトデ型とか、植物型とか、不定形とか、よくわからん型とか、
とにかくヒューマノイド型から逸脱しているのがお気に入りです。
そういうのに憧れますね。
そしてそういう方々はこの中でも、古い作品に多いみたいです。
なんででしょーか。
でも収斂進化の法則により、
宇宙人も結局はヒューマノイドっぽい外見を持っているという可能性があります。
二本足で立ち、腕は二本で指があり、感覚器や脳は頭部に集中している。
そういう陸上生物が文明を持ちやすいのかも。
うーん、つまらん。
せっかくの宇宙人なんだから、もっと異形の形をしていて欲しい。
とにかくビックリ箱みたいな仕掛けがあるとスキです。
なんか機能を持たせたい。
なんというわがまま。
人類の傲慢さ、そのままではないですか。
別に異星人というくくりでなくても、
SCPみたいな異形を説明するだけで、
ある種の小説?になってしまうのも、
これはこれで、アリですね。
今日はそんな感じで。
たいへんよくできました。
生物好きは見て損はなし。
今日も責任は取れません。
これって、最新版に更新したら、どこまで入れてくれるのかな?
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