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ディファイアンス(ホロコースト系映画:2008年)【映画感想をやりすぎて観ていない映画も観た気分になっていた:ユダヤのことわざ(え?そんなことわざある!?)USO第1巻より】

今回は激しいネタバレなのでご注意ください。

ボンド役を演ずるダニエル・クレイグが主演していた別作品、毎年夏頃?に作られるホロコースト映画のひとつ。
今回はナチスにたいして、武器を持ってレジスタンス、いやゲリラ戦を挑んだポーランドのとあるユダヤ人兄弟を元ネタにした映画です。

だいたいこういう定期的に出てくる終戦記念映画的なのは外れが多いのですが、今作は大当たり。

(そういえば以前に他にもホロコースト系の当たり映画を紹介してたな。
とりあえず宣伝しておこう)

さてディファイアンスの話は、
ヤマト2202の時にこの映画の名前を出して予告したので、やりましょう。
ではまず沖田艦長の「さらば宇宙戦艦ヤマト」におけるあのセリフを引用しましょう。特攻を美化しているとか批判されたやつです。

お前にはまだ武器が残っているではないか。
命だよ。
そうだ。お前はまだ生きている。
素手でどうやって勝てる。死んでしまって何になる。
誰もがそう言うだろう。
だが命をかけて戦う時にはじめてそこに道が開け、
不可能が可能となってくるのだ。
お前はまだ生きている。生きている限り戦え。

さらば宇宙戦艦ヤマトより沖田艦長の魂のセリフ

一部略で引用してみました。確かこんなセリフだったと思います。
間違えていたら皆様で補完してください。

「さらば」の中では特攻を美化するような場面になってしまいましたが。
ちょっと視点を日本からずらしてみましょう。

さて、この映画ではとあるユダヤ系ポーランド人の兄弟が強大なナチスドイツに対する抵抗組織を作ります。
兄は強くて賢いのですが、弟は少し頼りない。
ダニエルクレイグ演ずる兄は超人的な大活躍をしますが、弟はなんとかついてくるのがやっと。(弟はもうひとりいるのですが割愛)
そんな兄弟です。

それでも兄弟のあらん限りの大活躍に、民はついていきます。
ゲリラ戦です。
ナチスはユダヤ人を絶滅してやると公言しているので、妥協も慈悲も望めません。
おとなしく殺されるか、さもなくば勝てないとわかっていても戦うしかないのですが。

しかし総力を挙げた武装親衛隊の掃討作戦によって、
兄弟と彼らが率いる人々は絶体絶命の沼地に追い詰められます。
底なし沼です。
もう武器もない。

ダニエルクレイグ演ずる兄は、ついに絶望します。
そして自分の銃を恋人に渡そうとするのですが・・・その意味するところは分かりますね。

そこへあの頼りない弟がやってきます。
「何をしてるんだ? みんなベルトを取ってお互いにつなぐんだ。そうすれば沈みにくい。生きている限り絶対にあきらめるな!あきらめなければ希望はある!」

そこで兄もいつもの勇気を取り戻します。
アツイぜ!
1%でも可能性があれば、そこに勝機を見いだすしかないのだ。
そして絶対に渡れないと思っていた沼地をなんとか横断することに成功しますが・・・

なんと、対岸にはすでに戦車を含む強力な武装親衛隊の部隊が待ち構えていました。
神よ、なぜここまで試練を与えたもーか?
しかし兄弟を先頭に、彼らはほとんど徒手空拳で戦いを挑む。

本当に、勇敢という言葉ではもはや形容できない。

でも戦って道を切り開く以外にやれることはない。
1%でも可能性があれば、そこに勝機を見いだすしかない!
あきらめても明日は切り開けないんだ!

敵の機関銃をなんとか奪って側面攻撃。
いくらか時間が稼げます。ああ、でも戦車には通用しない。

と、ここで映画の前半で恩を売っておいたソ連軍パルチザンが応援に来てくれました。
(すいません。この文章を読んでる人にはデウスエクスマキナですけど)
背後からの奇襲により武装親衛隊は算を乱して退却と再編成に移ります。
その隙に脱出だ。助かった。

あきらめないからこそ、助かったのです。

ユダヤのことわざにあるそうですが。

夜盗が夜中に襲ってきて、暗闇の中であなたを探している。
夜盗に生きて捕まれば酷い目にあって殺される、
絶望のあまり死のうとしたが、死ななかった。
夜が明けると夜盗たちは立ち去っていた。
もしあなたが死を選んでいたら、奇跡が起きてもその恩恵を受けることはなかっただろう。

ユダヤのことわざのどれか

確かこんな感じ。間違っていたら(以下略)

というわけで、クライマックスのネタバレを伴いました。
でもこれを言いたかったのです。
お許しください。

実話とのことですが、based on a true storyということなのでかなり盛られています。
実話では戦車なんか出てこなかったてさ。

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