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ウォーゲーム(1983年)【今日は映画紹介をします「後で。まず熱核戦争ゲームをやろうっ」】

80年代の核戦争をネタにしたパニックサスペンス。
今回はそれのノベライズ版を読んだことから、読書紹介として書きます。

と思ったんですが、さすがに何も痕跡が見つからないので、
映画紹介枠でやっておきます。無難です。

映画版は、電子画面で世界の主要都市に次々と核ミサイルが着弾していく場面が描かれる広告で、お茶の間の視線ジャックしたやつです。
まあ、あくまでも電子画面上なので。ホラー枠ですかね。

***

時は80年代のアメリカ。
普通の男子高校生の主人公は、
ガールフレンドをお家に連れ込んで・・・

ハッキングしてました。
若い男女がなにやってんの!?

とはいえ、主人公君はハッキング天才少年だったのです。
ここはガールフレンドに、かっこいいところを見せたい。

そして忍び込んだ先で「熱核戦争ゲーム」を始めてしまいます。

時を同じくして、アメリカ戦略防空軍司令部(NORAD)には緊張が走りました。

ソ連からの全面核攻撃が表示され、米軍として報復核攻撃の準備を始める。
大統領にボタンが運ばれ、そして・・・

おっと、そこで親が帰ってきた。
「ちぇ、ここまでか」
(いや、本当に何やってんの君ら)
ぱちん。接続を切る。

途端にNORADの画面から、核攻撃のアラートは消失しました。

主人公君はとんでもないところにハッキングしてしまった。

しかも、証拠を消そうとして再ハッキングしてみると、
なんとAIが話しかけてくる。
「この前のゲーム、途中で終わっちゃいましたヨ。続きをやりましょうヨ。早くしないと勝手に続きをやっちゃうヨ」とか言ってくる。

やばいやばい。これは人類絶滅の危機だ。
このAIはしかも、感覚が子どもなんだ。
事の重大さがまったくわかってない。

ここら辺でFBIに捕まってしまうが、誰も信じてくれない。
こうなったら自分一人で解決するしかない。
警備の目を盗んで脱出、得意のハッキングを使って、AIの制作者の博士を探しに行く。

というパニックサスペンスミステリーホラー。

↑ ウィキ記事はあらすじネタバレしてます。

***

クライマックスは、その博士と巡り合い、
AIを止めるために自らNORADに乗り込んでくる主人公君。
しかしAIちゃんはすでに熱核戦争ゲームを再開していた。
またしても迫る核戦争の危機!
人類は生き残れるのか!

こんな感じ。

うーん、すがすがしいくらいエンタメ。
ただ当時は冷戦最盛期の一時代でもあったため、
核戦争への恐怖からだいぶ盛り上がったみたい。
ただ当時の電子技術では、インベーダーゲームっぽい表示しかできず、
SF感どころかむしろレトロ感がある。
まあ80年代なんだ。しょうがない。

小説も明るい青春ドラマとして完結している。
可もなく不可もないノベライズだったけど。
若かったので、とにかく読書が面白かった。
今、読むのはさてどうだろう?

(映画紹介枠にしたのにノベライズって書いちゃったな)

まあでも、今リメイクしてもいけそうな感じはする。
特にAIちゃんは本当に幼児レベルにはなった。

なお、この本の後書きで「渚にて」と「博士の異常な愛情」を知ったヨ。

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