銃夢（著：木城ゆきと）【私の名はバロンムスター！今日は特別に私がマンガ紹介をしよう。まず全員がこの爆弾を身に着けるのだっ】
日本の超有名SFマンガシリーズ。
ついにハリウッドで映画化もされてしまいました。
今さら感あるけど、ちょっとだけ記事化してみます。
マンガシリーズは、時代ごとに三部。
最初の銃夢シリーズ。
次に銃夢ラストオーダーシリーズ。
最新は銃夢火星戦記シリーズ。
私は、最初のストーリーを全部読んで、
ラストオーダーはあんまり読んでなくて、
更なる続編の火星戦記を飛び飛びで読んでいる感じです。
＊＊＊
遠い未来。
宇宙に文明の主体が移ってから、
地球は衰退してマッドマックス化しました。
瓦礫の街には、
天空から伸びてくる塔に支えられた、
空中都市ザレム。
そこから落ちるくず鉄メカに依存しているのが下の街。
ザレム人の科学力はさっぱりとわかりませんが、
そんなくず鉄街のゴミ捨て場に、
ひとりの少女型サイボーグが落ちていました。
とある医師がそれを助け、
自分の手持ち最新器具で彼女を修理。
彼女は記憶を失っていましたが、
とりあえずは医師の生きる理由となったのでした。
しかしそんな医師は実は、
バウンティハンターの仕事をやっており、
夜な夜な犯罪者を撲殺しているのだ。
それを目撃した彼女は、あろうことか、
自分もやりたいっ
とか言い出すのです。
もちろんお断りする医師ですけど、
本当の彼女は、
パンツァークンストとかいう、
サイボーグにしかできない武術をマスターしており、
誰よりも強い戦士だったのだ。
もちろん記憶はない。
だからこそ。
彼女自身が自分を見つけ出すために、
医師は、彼女が自分の意思で戦うことを許可せざるを得なかった。
＊＊＊
そんな感じで始まる本作は、
そのサイボーグ少女、ガリィの人生をずっと描き続けているサーガとなっていったのです。
サーガは続編であるラストオーダーに継承され、
そして現在、銃夢火星戦記。
ガリィは自分のルーツである火星にやってきます。
そこでまだ幼いガリィの話を、想起的に描いていくのが最新作。
世紀末。
荒廃。
そして人倫を超越する科学力。
ちゃんと科学的背景を細かく描写していて、
これぞSF。
例えば、
天空都市ザレムは、単に謎の力で浮かんでいるとかではなく、
衛星軌道上から吊り下げられている軌道エレベータの一種。
なるほど。
それで空中都市なんだ。
例えば、下の街はマッドマックス的に退行した世界ですが、
それを支配している上のザレムの住人は、
実は・・・もうネタバレしてもいいのかな？
アレが無かったりする・・・みたいな。
もう人間なのかこれは？
また現在のガリィは、自分の完全なコピーを作らせて、
一方は火星に行って自分のルーツを探す。
もう一方は地球に戻って結婚生活を送る。
という二重生活を送っています。
情報同期なんてないですけど、
この２人は両方とも本物。
（結婚生活の方は描写されません。日常系じゃないんだぞ）
人間を人格もろともにもう一体作れるくらいの、
道徳とかモラルとかをぶっ壊すレベルの科学力が、
あるところにはあるんですね。
そんなパンチ力の有るSFテイストを、
情報格差があるがゆえに偏在しているという、
どうしようもない退行した荒廃した世界として描いている。
そんな世界を超冒険する謎の女格闘家サイボーグ。
こりゃあ気持ちEっっ！
３０年前からメガヒットするわけです。
世界でもっともヒットしているSFマンガシリーズのひとつでしょう。
長すぎるのが欠点だけど、
最初から読む必要はないのだ。
話の内容がわからなくてもついていけるのは、私が証明している。
＊＊
あとこの作品は、リアル犯罪者が、よくこの作品の悪役の哲学を使ってニュースになることが、しばしばあります。
というわけで、魅力的なヴィランが出てくるのです。
そういうことなのです。
でもバロンムスターを使った犯罪者はまだ出現していない。
↑ ふはは、君はまだ映画版も観てないのかね。
実はわしも観ていない。いや、待て。待つんだ、まだ話が、
やめ、あ、あぎょええええええええええっ
（moko a moko の脳は何者かに持ち去られた）
#マンガ感想文 #ハリウッド化 #映画化 #SF #荒廃した世界
#高い科学技術 #貧富の格差 #貧民街 #サイボーグ #SFマンガ
#軌道エレベータ #複製人間 #マッドマックス #少女 #格闘場
#コロシアム #超技術 #AI人格 #技術の格差 #人体パーツ
#マッドサイエンティスト #ヒロイン #戦うヒロイン #人体改造
#戦士 #パンツァークンスト #サイボーグ専用格闘術
#最強の兵士 #サーガ #銃夢 #ルーツ #火星 #伝説の戦士
#銃夢ラストオーダー #銃夢火星戦記 #アリータバトルエンジェル
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか？