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天使と悪魔(著:ダン・ブラウン:ラングトンシリーズ1作目)【読書紹介だと!このバカチンが!いいか!人という字は支え合って・・え?バチカンが違う!?】

華麗な制服、階級章や勲章と式典の体系。
そういうのが好きなナチオタクやソ連オタクの皆さんは、
バチカンには興味を持たれないでしょうか?
バチカンにもそういうのが一式そろっているのですよ。
なんだったらこちらの方が元祖でして。

バチカンの警備兵は、ミケランジェロがデザインしたもの。
聖職者の階級も服の色で決まっている。
さらには数多の芸術品も建築物のひとつとして使用されており、

そんなオタクじゃなくても、
心から楽しめるバチカンを舞台にしたミステリ。
景色を思いうかべるだけで心騒いだり・・・しませんか。
いや、日本アニメでもバチカン所属のヴァンパイアハンターみたいなのが、
結構よく出没してくるので、お世話になっているのです。

当然ながら、こちらも映画化されました。
ただ映画版はダヴィンチの後の物語と、時系列が逆転してます。
ということで、映画版ではすでにして、
バチカンからの監視対象になっている教授です。
当然ですな。すでに黒鍵使いを送り込まれていてもおかしくない。

さてラングトン教授一行が、バチカンを訪れたのは、
シュタインズ・ゲートで悪名高きセルン研究所が、反物質を盗まれたから。
またやらかしたのか、あの研究所は。
いったい何度宇宙を破壊すれば気が済むんだ・・・

えっと――
(ここでちょっと説明しておかないと危険がヤバい気がしたんだ)
反物質というのは、原爆以上の兵器の材料になるというあれなんですね。
ここではそれだけ知っていただければ、大乗仏教カトリックです。
(しばらくおまちください)
問題ないということを言いたいのです。

そしてラングトン教授の専門分野が捜査に関係するというので、
招待されたんですね。
ふむ、今回は普通の導入ですね。
犯行宣言はイルミナティとかいう、
どこかで名前を知ったことあるような秘密結社。
・・・
でたあ、聞いたことあるぞ!
あれだ、DS!(ディープステート) 
そう任天堂が関わっているというアレだ!
(陰謀論をやすやすと信じてはいけませんぞ)
お、おちつくんだ。まずは今日のコーヒーたい焼きでも食べて・・・

そして事件の手がかりを追って、バチカンに飛びます。
映画版では先にバチカンから招待を受け、
現地で反物質盗難の話を聞きます。

さて。
名探偵の赴くところ、
陰惨な事件が引き起こされるのはこの世の定め。
またしてもラングトン教授一行が大事件に巻き込まれ、
解決を行わなければならなくなります。
名探偵たるものそんなことを気にかけたりしません。
そんなのは脇役に悩ませておけばいいのだ。

具体的には教皇聖下の崩御により、
次の教皇を決めるための根競べが始まります。
*:コンクラーヴェですね。正確には。
ただ忍耐力と体力を必要とされることは間違いありません。

しかし教皇候補の4人が全員誘拐され
「言うことを聞かなければ順番に殺す」といういつもの脅迫をしてきた。
果たして、教授は犯行を未然に防ぐことができるのか!?

*****

私はもう、バチカンの制服とかあれやこれやが前に出てくるだけで、
結構エモーションだったのですが、

まあ、ミステリとしては面白かったです。
ミステリ特有の、最終場面での大どんでん返しも華麗に決まりました。
続編が世界ヒットしなくても、普通に売れた作品だと思います。

ところで、今回はユーモアのセンスが爆発しているので、
あんまり信じないでくださいね。
くっそう、騙されたぜ! くらいのノリで読んでいただけると、
こちらもありがたやま。

*:あとダヴィンチコードにも中巻がありましたので、
(やってしまった)編集しました。てひ。(許され猿)

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