見出し画像

【読書日記】2021年9月24日

朝から溜めていた所用を片付けることに必死になりすぎて、息子の帰宅時間ギリギリに家に帰りつく。あぶなかった。所用のついでにBOOKOFFへ行き、100円コーナーでクリスティー文庫を見つけてしまい、棚にあった14冊を全て購入したのは内緒の話(世界に向けて発信してるし)。

クリスティー作品を購入したものの、今めちゃくちゃハマって読んでいるのは、吉川トリコさんの『余命一年、男をかう』。

検診で子宮がん判明し、余命は一年、長くても二年~三年だと医師から教えてもらってホッとする主人公に、共感してしまい気づいたら、一気に半分まで読み進めていた。

未来に何が起こるか分からないから、人生は楽しいと言ってしまえる人もいて、それってとても前向きで、私はどうも馴染めない感覚なのだけど、かといってすべてを否定して生きるには辛いから、自分が少しでも気分よく過ごすためにはどうしたものかと、日々試行錯誤している。

そんな状況もあと何年続くのか。もしも余命というものが分かるなら、私もホッとしてしまうだろうし、それは後ろ向きというよりも、これから先、どれぐらいのペースで生きたら良いのかと算段がつけられることに、安堵するんだろうと思った。

ただこの主人公は独身で、私には夫と子供+犬もいる。残していくには問題が山積みだな、と余命宣告されたわけでもないのにアレコレと考えていた。私は影響を受けやすいたちなので、小説やドラマの主人公の心情を、いつも我がごととして吸収してしまうクセがある。そこに引きずられてしまい、なかなか自分に戻れないことが多々あるので気をつけねば。

物語は物語として割り切って楽しむこと。これも私の課題の一つだなと思いながらも、疲れ果てていたのであっさりと寝た。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?